家庭内単身赴任?オヤジの手酌日記

2007/08/29(水)06:55

おや、まあ!

その日の出来事(215)

おはようございます。独酌です。ヨメの悲鳴で目が覚めました。 「何だよぉ~?うるさいなぁー!」 「虫っ!虫っ!!虫っー!!!」 見てみると台所のシンクにお米がブチ撒けてあります。 眠い目を擦りよ~く見てみると、いました ↓ こういうの。 自主規制でボカシをかけています(^^) 【コクゾウムシ】か【ノシメマダラメイガ】の幼虫のようです。 昔はともかく今では店頭で販売されているお米には、これらの虫をあまり見かけません。何故なら貯蔵中に「臭化メチル」などの燻蒸剤を使って、殺しているからです。 【コクゾウムシ】は体長3~4.5mm、漢字で【穀象虫】と書きます。長く伸びた口吻が象に似ていることから、この名がつきました。 【ノシメマダラメイガ】は、体長が6~7mm の蛾です。この幼虫の体長は約1cm、油脂分の含まれた食品を好みまして、米ばかりでなくお菓子類やインスタントラーメンなど、家庭食品でも発生します。近年は家庭害虫としても要注意種となっているそうです。 双方とも25℃~32℃で活動や繁殖がもっとも盛んになります。発生を防ぐには徹底的に消毒するのが効果的とのことです。「徹底的に消毒しろ」って言われても『食べ物』ですしねぇ・・・。 皆さんは【ポストハーベスト農薬】をご存知ですか? 以前、輸入穀物で話題になりましたが輸送中や貯蔵中に使う農薬のことです。現在、使用が認可されている農薬の中で人体に最も悪い影響があると言われています。 ではこの【虫】をお米と一緒に食べてしまったらどうなると思いますか? 何の影響もありません。はい、まったくの無害だそうです。 7世紀末から8世紀にかけて現在の奈良県・藤原京のトイレの跡からは、人糞に混じった【コクゾウムシ】がたくさん見つかったそうです。 当時の人々が好んで食べたかどうかはわかりませんが、少なくともあまり気にせずに米と一緒にコクゾウムシを食べていたようです。 別にどーちゅうことない虫を殺す為にきっつーい薬を使うのは『?』なのではないでしょうか? ましてやその薬が人体に悪影響を及ぼすとあっては本末転倒。確かに気持ちの良いモンではないけどこんなモンちょっと前なら何処でも見かけました。 この『お米』は日曜日にヨメが知人から『梨』『オクラ』『ナス』『紫蘇』『キュウリ』などと一緒に頂いた物です。 小岩から車で30分程のところに【鎌ヶ谷市】という町があるのですが、ここで『梨園』を経営してる人が他の作物も自家用にと無農薬で作っているものです。 「千葉県産だけどコシヒカリだよ・・・」てなことで早速食べてみようと思って袋(大体がこの袋が昔懐かしい『紙』製である)を開けて米を研いでいたら・・・ 「虫っ!虫っ!!虫っー!!!」になったわけであるらしい。 無農薬で作っていれば虫も湧くだろう。でもこれが本当の安全の証なのではないか? これが嫌だというのであれば予防法は、保管場所を常に清潔に保つことです。 もっとも精米所に虫がいてそれが計量中に混ざってしまうということもあるのでこの時は諦めるしかない。でも『お米』を捨てたりする必要はサラサラ無いのである。虫を除いて普通に食べれば何も問題ない。冷蔵庫に余裕がある方は、夏場だけでも冷蔵庫に保管すれば虫がつく率はぐっと下がる。ただし、米の水分が奪われないように密封容器か空気のもれない袋に入れて野菜室で保管するのが肝要。それと皆さん、たまには【米びつ】内を掃除した方が良いようです。 【鷹の爪】を何本か米に混ぜて入れておくのも効果的。昔の人のやる事にはちゃんと意味があります。 今は薬局やスーパー、勿論お米屋さんで「虫除け」の薬を売ってますからこれを使うのが手軽でしょう。ただし、「虫除け」は字の通りに「寄せ付けない」だけですから一度ついた虫は駆除できません。駆除できるのは【殺虫剤】ですから多かれ少なかれ『毒』があります。まあ人がどうのこうのという量ではないでしょうが。 という訳で頂いたお米を食べ終わる迄は『お米を研ぐ』のは独酌の仕事になりそうです。

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