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テーマ:子育て現在進行形(1976)
カテゴリ:教育?
今晩は。独酌です。
今日ヨメとムスコは区立の中学校へ行ってきたようです。 本日は『登校日』らしく教職員も全員が登校してるとの事。「今から転入が可能なのか?」と「転入する際には学校を選べるのか?」を一応、尋ねるのだそうです。 「区役所へ行けば良いんじゃないのか?」と言ったのですが現物の学校を見てみたいとムスコが言うので現地見学会です。 今、通っている学校は有難い?ことに『学費を納め続ける限りは休学扱い』にしてくれるそうです・・・。 まだ日本へ戻すと決めたわけではないのですが、時期が時期です。日本の学校は来週から新学期に入ってしまいますので必要な事は済ませておこうと思ってます。 担任の先生にも電話をして相談したのですが、彼も驚いていたようです。 「日常会話は殆ど問題のないレベルになっていてルームメイト、クラスメイトとも上手くやっている」と言う。 「彼は優しい性格なので誰ともブツカラナイ。何の問題も起こさない非常に良い生徒ですよ」・・・これが問題なんだけどな。 ウチのムスコは良く言えば「優しい」のだが親の欲目を抜いたにしても「闘争心」、まあそこまで強烈なものを求めないにしても「競争心」みたいなものが丸で無い。 「闘争心」なんぞは【チワワ】や【ハムスター】の方がよっぽどありそうだ。こんな性格だもの、誰ともぶつからなくて当然である。 向こうへ行って直ぐに手を10針ほど縫う怪我をした事があったが、教師からの連絡では「友人とふざけ合っていてドアに挟んだ」と言っていた。怪我するほど夢中になって一緒に遊ぶ友達がこの頃からいたのだろうか? まあ女の子ではないので多少『傷もの』にされても構わないのだが、意味もなく一方的に苛められてるのだと情けない。 【いじめ】は言葉は違っても世界中にあるだろう。 これは【人】という生き物が集団で生活する限りは無くならないのかも知れない。人に限らず群れを成す生き物には程度の差こそあれ争いやいがみ合いはつきものだ。 群れという集団の『ルール』から逸脱したモノは群れを追われる事がある。しかし、群れから追い出しもせず『集団で個を虐める』・『群れの中で孤立させる』という行動をとるのは【人】や【猿】などの【霊長類】だけだと言う。 本当に我々は『進化』したのだろうか? 独酌が子供の時にも【いじめっ子】はいた。 【いじめっ子】は確かにいたけど、皆な【ジャイアン】である。 この頃の【いじめっ子】は単に【腕白坊主】とも呼ばれた。 『ケンカ』もする。『他人のお菓子』も食べちゃう。『他人のオモチャ』も捕るけど決して「盗る」のではない。『物も壊す』し『イタズラ』はしょっちゅう。 好きな女の子の『スカート』はめくるしでロクなもんじゃない。でも『ケンカ』の時は必ず『1対1』。群れて個を虐める事はしなかった。『ロクデナシ』でもそれが恥ずべき事、卑怯な事と知っていたからだ。でも今の子供は違うようだ。 高3暴行死、2時間以上もリンチ…現場には中学生ら十数人 (読売新聞) 北海道函館市の公園で函館大有斗高3年、佐藤智也さん(18)が集団暴行を受けて死亡した事件で、傷害致死容疑で逮捕された中学の同級生や後輩など15~18歳の7人の少年による暴行は2時間以上にわたって行われ、中学生や少女を含む十数人が見ていたことが28日、函館西署の調べで明らかになった。 倒れて動かなくなった佐藤さんの意識を回復させようと水をかけ、逃げ去っていたこともわかった。少年らは「日ごろから(佐藤さんを)いじめていた」「佐藤さんが金銭問題で友人同士の仲たがいの原因を作った」などと話しており、同署が詳しい動機を調べている。 調べによると、佐藤さんは、現場とは別の公園で遊んでいたところ、少年4人に呼び出され、同市富岡町の富岡中央公園に行った。そこで、佐藤さん一人をサッカーのゴールキーパーにしてPKをしているうちに、少年の数は十数人に増えた・・・ この子供達は想像力のカケラも無いのだろうか? 集団で一人の人間を殴る・蹴るをしていたらどうなる? 誰一人アタマの片隅に「チラッ」とでも浮ばなかったのか? 例え浮んだとしても辞められなかったのだろう。止めたら自分も『虐められる側』に回らなければならないからだ。これが集団で【いじめ】が起きた時に一番恐ろしい事だと思う。『類は友を呼ぶ』とは言うが今回の函館の子供も7人が7人とも虫より馬鹿な奴ばかりではあるまい。 ひとり位はいたはずだ「マズイんじゃないの?」と思った子が。 先生の【お仕置】は【体罰】と言われ、子供同士の【ケンカ】にもPTAは目を吊り上げて喰って掛かる。 他人を【素手】で殴った事のない子供に他人を【木の棒】や【鉄パイプ】で殴った時にどうなるかは想像できないのだろう。 他人から殴られた事のない子供はその痛みを知らない。だから『加減』が判らない。 『加減』が判らない奴等が寄って集って虐めるから殺してしまうのである。 独酌は子供の頃から20年程『空手』と『居合』をやっていた。 そのお陰かどうかは解からないが【いじめ】にはどちらの側からも無縁だった。 【いじめ】どころか子供同士での『ごっこ』も縁が無かった。あの頃、誰もがやっていた『仮面ライダーごっこ』や『ウルトラマンごっこ』なども親や師匠に固く禁じられていたからだ。小学校5年生くらいの時で『試割』は【瓦】10枚以上は割るようになっていたので可愛く「ライダ~キッークッ!」とかってやっても【洒落】で済まないからである。正直、のびのびと蹴ったり殴ったりして遊んでる友達が羨ましかった。 だからムスコには小学校の時に『剣道』をさせた。もっとも【チワワ】にも劣る「闘争心」しかない奴だから甚だ身は入ってなかった。まあ【礼儀】と【良い姿勢】が身に着くだけでも良いかと思ったら【正座】すら満足に出来ないままだった。【ピアノ】と【英会話】は皆勤賞ものだったのにこちらは『汗染み』一つ付いてない『防具』が残っただけだった。 海の向こうへ『棒っきれ』持って行かすわけにもいかないので、留学が決まってから4ヶ月だけだが近所の『ボクシング・ジム』へ通わせた。 こいつには『武道』はどう考えても向いてないので『スポーツ』に変更したのだが、この頃は本人も「独りで海外で暮らす」ということを考えたのか案外と真面目に通ったようだ。女の子が数名『ダイエット』目的で通っていたのも一因かも知れないが・・・。生意気にも家に帰ってからスパーリングの相手をしてくれなどと言う事もあった。 たった数ヶ月だったが出発間際にはケッコウ『良いパンチ』を打つようになっていた。 それでも自分だけ怪我をしたのだからあの時は他人にむかって打てなかったようだ。 自分が苛められた時にはそれでも良い。我慢ができる範囲であれば人を殴ったり蹴ったりしないに越したことはない。 でも他人を守るのに必要な時、自分の命や尊厳を守る為に必要な時には打つ勇気も持って欲しいと思っている。 ヨメは『暴力絶対反対』を唱えているので独酌の意見には賛成しない。・・・の割にはムスコを直ぐに引っ叩く。 「アタシは良いのブッテモ!アタシの生んだ子供だもん!!でも他の人がこの子ブッタラ絶対に許さないっ!!!」 ムスコはこの言い草を聞いたらどう思うのだろう? まだ気持ちの整理がつかなくて酒の味もイマイチな昨日、今日の独酌です。 アタマ痛ぇ~! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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