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順番
この、「順番」の意識がはっきりしていれば、歴史を学ぶのは簡単でしょう。 歴史は、「順番」に進んでいますから。 では、子供たちは、物事を「順番」に体験し、印象づけているのでしょうか? 多分、順番に体験しているのでしょうが、印象はどうでしょう。 小さいお子さんをお持ちの方ならよくおわかりと思いますが、小さい子供たちは まず自分が最も印象深かった出来事から話します。 いや、出来事すらなく、「すごかった!」とか、感想だけを言います。 だから、親御さんは、「えっ、何が?」と聞きます。 すると、「○○君がすごかった!」と言います。 親御さんは、更に、「○○君のなにがすごいの?」と聞きます。 さらに、「どこであったの?」、「いつあったの?」、「その前に何があったの?」 と、いろいろ続くでしょう。 この様にして、お子さんが順番を意識できる様な親御さんの質問によって、 子供たちは順番に、出来事を言える様になります。 つまり親御さんのそういう助けがなければ、子供たちは強く印象づけられた ものが深く残り、出来事の順番、因果関係は二の次になってしまう、ということ だと思います。 中学受験で力を発揮する子供たちは、順番に物事を言うことができます。 「そんなものは、幼稚園受験、小学校受験で履修済みだ。」とお叱りを受けそう ですが、御三家に合格する子供たちでも、「順番」への意識があるお子さんと、 あまりないお子さんと、両方いると思います。 私は、基礎を大事にしますが、「順番」は、かなり重要視しています。 「順番」の意識が薄ければ、場合の数を数える時も、バラバラになってしまい ます。 子供たちの成績が伸びない時は、その原因をできる限り昔に遡ってみると いいと思います。 そうすると、「計算」云々という以前に、「順番」を意識できていない、という ことが、ままあることに気づくと思います。 よい塾、よい先生に恵まれてもお子さんの成績が伸びない場合は、まずこうした 基礎を確認してみて下さい。 この様なことは、親御さんでなければできません。 どんな塾でも、子供たちが順番に物事を考えているのが前提で、授業を 進めています。 もちろん、子供たちには「順番」の意識はあります。 ただ、それがどれだけしっかりしたものなのか、ということが大事なのです。 ブログをお読みいただき、ありがとうございます。 この記事がなにかのお役にたちましたら、2日に1回、以下の タグをクリック頂ければ、とてもありがたいです。 にほんブログ村 中学校受験ランキング 大学受験ランキング お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022/05/08 11:03:18 PM
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