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suke0の珈琲館~気儘に綴るブログ

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Mar 15, 2013
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カテゴリ:日常


昨日こっそりと予告した通り、今日は ソーダ について。



(予告したので何とか書いてみましたが、書いてみたら、科学マニア向けのいまいち


おもしろくない話になってしまった気がします・・・読みづらかったら流してください。)






子供のころから、 炭酸飲料 のことを ソーダ と呼ぶのはなぜ? と気になっていました。




さらに高校、大学で化学を勉強してからは、ますます分からなくなりました。



というのは、 ソーダ水 に入っているのは 炭酸 、つまり 二酸化炭素 で、


二酸化炭素 が 溶け込んでいる水のことを 炭酸水 と呼ぶのですが、、、



では、 ソーダ水炭酸水 ならば、ソーダ二酸化炭素 ?というとそうではないんです。




ソーダ は漢字では当て字で 曹達 と書きますが、これはもともと ナトリウム を指す言葉。


原子記号 Naナトリウム という呼び名は、ドイツ語の Natrium からきています。



英語では Sodium 、発音は ソディウム ないしは ソディアム といった感じです。


この、英語の Sodiumソーダ の語源と考えられます。




つまり、どこにも ナトリウム が存在しないのに、 ソーダ水ソーダ という言葉が、


炭酸水 の呼び名になっているんです。 不思議・ふしぎ、どうして?





この疑問が解けたのはいつだったかもう忘れてしまいましたが、昨日の記事を書いていて


ふと思い出してしまったわけです。




疑問を解く鍵は 重曹炭酸水素ナトリウム という化合物にありました。


ベーキングパウダー の主成分としても使われるものです。



他にも消火剤、調理用、洗剤、脱臭剤、入浴剤、医薬品、農業用など幅広く用いられています。




この、 炭酸水素ナトリウム に レモン水 を加えると、レモンのクエン酸と、


炭酸水素ナトリウム の中和により、 二酸化炭素 が発生するんですが、それを


レモンソーダ として売っていたのが始まりなんです。



つまり、もともとは、 炭酸ガス を水にとかしこむ方法ではなく、 炭酸ナトリウム


レモンを加えることで、 炭酸飲料 が作られていた。



だから、名前に ナトリウム を指し示す ソーダ という名前が付けられたというわけです。



これが分かった時は妙にスッキリしたのを覚えています。



このように、外来語がその意味を失いつつ残ることって結構ありますよね。


そういうのを見つけるのも面白いです。




たとえば、ミシン。



これは、 英語の machine = マシーン = 機械 が訛ったもので、


もともとは sewing machine = ソーイングマシーン = 縫う機械 という言葉。


大事な 「 縫う 」 がどこかに行っちゃったんですね。





それから、明治時代の日本人は 「 犬 」の英語は 「 カメ 」だと思っていたこと。



これは、当時日本にいた英米人が 犬 を呼び戻すのに 「 come here = カム ヒァ 」


「 こっちへいらっしゃい 」と言っていたのを、「 かめや 」と言っていると思って、


「あぁ、英語で 犬 は カメ なんだ 」と思ったとか。


「 や 」は呼びかけるときの接尾語 「 ○○さんや 」という感じだと解釈したわけです。



長くなったのでこの辺にしておきますが、他にもたくさんあります。


言語(国語も英語も)が嫌いだった私が、海外暮らしで語学に興味を持つようになって


こういうエピソードや言葉の成り立ちが面白いと感じるようになりました。



他国の文化(言語を含め)に触れたというだけでもいい経験をしたなと思います。



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 あぁ、なんだかとりとめもない話になってしまった・・・反省 (-_-;)
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Last updated  Mar 15, 2013 10:59:56 PM
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