伝染性膿か疹(とびひ)伝染性膿か疹(とびひ)第三種学校伝染病 : 症状が安定していれば登校可能。登園やプールは医師、担任、保育士と相談しましょう。 原因 : 虫さされや汗疹(あせも)を掻いたり、小さなケガでできた皮膚の傷に細菌が入り込み、感染することで発症する 主に黄色ブドウ球菌、化膿レンサ球菌(溶レン菌)の感染による 感染経路 : ・細菌が皮膚に感染することで発症し、人にうつる病気 ・かきむしった手を介して、水ぶくれがあっという間に全身へ広がる様子が、 火事の火の粉が飛び火することに似ているため、「とびひ」と呼ばれている。 かかる時期 : 冬より夏に流行する傾向がある 症状 : とびひには水ぶくれができるもの(水ほう性膿か疹)とかさぶたができるもの(か皮性膿か疹)の2種類がある。 ・水ほう性膿か疹:皮膚にできた水ぶくれが、だんだん膿をもつようになり、やがて破れると皮膚がめくれてただれる。 かゆみがあり、そこを掻いた手で体の他の部分を触ると、症状が体のあちこちに広がる。 とびひの多くはこのタイプで、黄色ブドウ球菌が原因。 ・か皮性膿か疹:皮膚の一部に膿をもった水ぶくれ(膿ほう)ができ、厚いかさぶたになる。 炎症が強く、リンパ節が腫はれたり、発熱やのどの痛みを伴うこともある。 主に化膿レンサ球菌が原因となるが、黄色ブドウ球菌も同時に感染していることが多い。 治療 : ・主に抗菌薬(飲み薬、ぬり薬)を使う。また、必要に応じてかゆみを抑えるお薬なども使われる。 家庭でのケア : ・患部に触らないように注意し、引っ掻かないよう爪を短めに切るようにしましょう。 ・入浴して皮膚を清潔に保つことが大切です。患部はこすらず、石けんをよく泡立て、 泡でていねいに洗い、その後はシャワーでよく洗い流しましょう。 また、湯ぶねにつかってよいかは、医師と相談しましょう。 ・タオルや衣類を介してとびひがうつることもあります。共用しないようにしましょう。 ・症状が落ち着くまではプールは控えましょう。 ・通園通学の際は、患部をガーゼや包帯で覆いましょう。 注意すべき点 : SSSS(ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群):黄色ブドウ球菌が作る毒素が血液に入り込み、全身に広がる病気。 高い熱が出て、身体がだるくなり、皮膚は真っ赤に腫れて触れただけでも痛くなり、やがてむけるようになる。 乳幼児にみられ、入院して治療する必要がある 腎炎:化膿レンサ球菌が原因となるとびひでは、とびひが治った後に腎炎を起こすことがある。 もらったお薬は最後まで飲み切りましょう。 また、とびひの治療後に体の調子が回復しない場合は再度受診しましょう。 関連記事はじめてのとびひ☆ 子供の病気症状別チャートに戻る 学校伝染病に戻る ジャンル別一覧
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