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Sumthin' 2x

Sumthin' 2x

出会い

私とジラの出会い。

・・・と言っても大したことはないんだよー。と前置き。

出会いは夏が始まりかけたときだった。その時の私は5年以上一緒にいた
元彼と別れ、きままにシングル生活を楽しんでいた。元彼とは一緒に住んで
いたので別れたときは、色々と大変で、さすがの私も飲まず、食わず、
眠れずで体重が20パウンド(10キロ弱?)減。よく持ちこたえたなーと
自分で自分を誉めてやりたいくらいの状態(でも、おかげで私のSkinny Jeans
[Sex and the Cityを見た人はこの意味わかるかな?]もはけるようになったし)。
そんなみじめな私とは2ヵ月弱でおさらば、立ち直ってからは、仕事と自分の
建て直しに専念。元彼と長年まるで老夫婦のような生活をしていた私は、
少し弾けた(男関係じゃないよ)。そして自分が辛い立場にあった時に
支えてくれた友達への愛情(本当は友情と言うべきなんだろうけど・・・)は
ますます深まり、友人達との時間をそれまで以上に楽しんでいた。

ジラと出会った日...友達から連絡があり「暇してたら誕生会が
あるんだけど一緒に行かない?」と誘われたが、残念ながら先約が
あったため最初は断った。夕方になっても、私は先約のほうには
乗り気がせず、行きたくないなーと思っていた矢先、先約相手から
どたキャン(内心ウッシッシッの私)の電話。すぐに友達に電話をし、
「その誕生会、今からでも参加できる?」ときくと友達は「Why Not?」の
一言。ちょっとおしゃれをして会場へ向かった。

そこからはソーシャライズ、ソーシャライズ、色々な人と話をした。
その頃の私は彼をみつけることに重点を置いておらず、むしろ、男性、
女性を問わず色々な人と会って自分の幅を広げたかった。何人かと
デートもしたが、しっくりこなかったし、まぁ、「会うときは会うし、
会わないときは会わないからゆっくりと自分の生活を楽しもうモード」に
入っていたから。

そしてパーティーも終わりかけていた頃、同行した友人を探していたところ、
ジラが目に入った。スラーッとしていて、小顔。

「あっ、この人かわいい。こんな人いたっけな?でもこんなルックス
よかったら遊んでるんだろうなー」

これが私のジラの第一印象。ジラをかわいいとは思ったが、私は今まで
(自慢ではないが)俗、世間一般に「Cute」と言われる男の人と付き合ったことが
ない(ごめんよー、元彼達)。あまり見かけで左右されないらしい。だから、
ジラをみて「この人かわいい」と思ったのも美術館へ行って「この絵きれい」と
同じようなものだった(私にはいくらその絵がきれいだと思っても手に入れて
自分の家に飾りたいかどうかは別問題)。そんなふうで、別にどうすることもなく
他の人と話し込んでいる友人を待つために一人で壁際にボーッとしていた。

そこへジラが来て、

「音楽かかってるよ、踊らないの?」

と聞いてきた。

「おっ、このかわいい人が私に声をかけてきた、そんなに暇そうにみえたかなー」と
思いながらも、「この人かわいいし、時間潰しに一緒に踊っちゃえー」と一緒に
踊り始めた。そしてパターンのソーシャライズの会話。名前は?どこ出身?
どういった関係でここへ来てるのか、と当たり障りのない会話。しかし、
ジラとの会話はすごーく楽だった。どこがどう他の初対面の人と違うのかは、
説明できないが、リラックスして次から次へと途切れなくおしゃべりができた。
そしてお題がジラの出身地、NYの話になり、私が初海外旅行で一人でNY行き、
右も左も分からなかったが地下鉄とバスを乗り継いで色々なところへ行ったと
いう話をすると会話の盛り上がりも頂点に達した。

そうこう話しているうちに、今度は友人が私を探しに来た。
「あっ、友達来たから帰るねー、It was very nice talking with you」
と言って握手をしようとすると、ジラは両手を広げて「Can I get a hug?」のジェスチャー。
いやらしさもなかったのでハグ。んでバイバーイと手を
振って反対方向をむいたとき、ジラが背後から「もしよかったら電話番号もらえない?」と
言ってきた(ナンパやん)。

でも、ふしーぎなことに、イヤーな気もなにもしなかった。
「この人だったらお気楽な友達になれるわ。」
というのがそのときの直感だった。

そして数日後、ジラから電話がかかってくるのだっただが、この話は次回へ続く。

たまに「あの時、先約相手がどたキャンして(くれて)なかったら・・・」とふと思う。


後日談:ジラに「私の第一印象どうだった?」「あの時何考えてたの?」と
出会った当初のことを色々聞いても、ただ、ただ「酔っ払ってたから
あまり覚えてない」と言うジラ。

ハァ?うちの両親泣くわ(笑)。

ジラ曰く、男はベラベラとそういうことを話さないらしい(はいはい、Whatever...)。


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