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テーマ:最近観た映画。(40091)
カテゴリ:映画
映画の日で¥1000なので、「2046」を観た。 ネットである程度批評検索しておいたので、過度な期待はしていなかった。 はっきり言って難しい作品である。ストーリーは無いに等しい。 主人公チャウ(トニー・レオン)には忘れられない恋愛があり、その後幾人かと燃えきれない恋愛をする。 それを綴った映画だ。 彼が劇中で書く小説は「2046」ではなく「2047」で木村拓哉はその中の主人公の分身であり。 ちょい役である。追加撮影までして出演シーンを伸ばした意味は殆どなかったのではないか? J-WAVEで言っていたが、やたらと壁背景の圧迫感の強い映像表現が多く、爽快感を生まず娯楽映画には成りえ無い。 カット数が多い割にテンポも遅く、モノローグ的に入る説明的ナレーションだけでは、エピソードの繋がりや 相関関係が掴み切れない。果たして前作を見ていてもどこまで理解できるか疑問。1度では何が何だか判らない作品だ。 しかし2度観たいものでもない。近未来風景の映像だけは斬新でとても美しくて良かった。 暇があったらDVDで日本語版で再検証してみようとは思う。できればカンヌ公開時の編集で見てみたい。 少しはまとまりの有る作品に成っていたのかも知れない。 あらすじ・解説の詳細 1960年代の香港。売文業で生計を立てる男、チャウ。行きずりの女たちとの夜を繰り返すチャウは、宿泊先のホテルのオーナーの娘・ジンウェンと親しくなる。ジンウェンは日本人青年との叶わぬ恋に打ちのめされていた。その悲恋に心を揺さぶられたチャウは、彼女たちをモデルにした近未来小説を書き始める。小説の主人公は、美しいアンドロイドとミステリートレインで旅をする。目指す場所に辿り着けば、失われた愛が見つかる。その場所の名は、2046-。いつかペンを走らせるチャウの胸の内にも、忘れられない過去の恋が甦っていた。 2000年に撮影が始まるも中断。昨年撮影が再開されたが、編集の遅れからカンヌ映画祭の上映当日までフィルムが届かず、“幻の映画”とも言われたウォン・カーウァイ監督の最新作。主演はカーウァイ映画の顔、トニー・レオン。相手役にチャン・ツィイー、コン・リー、マギー・チャンといったスター女優が並び、若い恋人役でフェイ・ウォンと木村拓哉が重要なパートを担う。 まさに美の決算といった面々が、それぞれの色彩を放ちながら絵画的なドラマを紡いでいく様は、オペラのような官能にあふれ、ストーリーを忘れさせるほどロマンティックだ。一方、SFとしての側面は希望を暗示する味付けに留まっており、登場人物が過去の作品の延長軸にあることからも、新境地というより集大成と見るべきだろう。なお題名の「2046」とは、本土返還から50年後の香港を指したもの。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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