無縁死社会
日本では毎年、孤独に死んでゆく人が増加しているらしい。 誰にも看取られることなく死に、無縁仏として処理される人が3万2千人に上り、毎年千人以上増えているというんだ。 哀しい現実だ。2030年には、未婚のまま死んで無縁死として扱われる人が、男で3人に1人、女では4人に1人に達すると推計されている。男の場合、非正規雇用で生活が安定しないまま結婚して家庭を持つことができないというのが大きな理由の一つ。 また、そうでない人も、働いている間、仕事以外では社会との接点を持つことができず、そのまま定年を迎えて孤立してゆく場合が多いという。兄弟がいない、一人っ子というのも原因になるらしい...自分自身がそうだ。 仕事以外で他人との人間関係なんて、きっかけもないし築けるもんじゃないよ。 人との接点なんて、簡単に見出すことなんかできないんだよ。 仕事のつながり以外では、誰にも関心なんて持たれるもんじゃない。 恐らく、砂天狗が生きてようと死んでようと、社会に関心なんて持たれない。 仕事をリタイアしたら、きっと自分にもそんな末路が待っているんだと思うと、凄く恐くなった。 決して人事じゃない... 対岸の火事じゃない... まさに砂天狗自身、無縁死の予備軍だと思ったよ。 必死に働いた末に、社会から孤立して朽ち果てていくなんて堪らなく寂しいだろうね。 老後に手に入れられたのが自由ではなく孤独死だとすると報われない。(悲)孤独な男と女を量産してしまう現代社会、いったい砂天狗みたいな無縁死予備軍はどういう生き方をすればイイんだろう...(恐)