ないものねだり

実は、昨日の夜から、しばらく杖を使う生活をすることになったよ。(泣)


事の起こりは、久し振り晴天でバイクでかっ飛ばそうと考えたところから。　曲がりくねった林道は交通量も少なく、風を受けて右に左にと車体を傾けてコーナーを次々にパスしていた。(快感)　ちょっと調子に乗り過ぎて、いきなり後輪が滑ってしまって、咄嗟に脚を突いて踏ん張ってしまった。　２００キロを超える車重と、８０キロを超えるコーナースピードは、運動不足の脚にはあまり優しくない。(笑)


奇跡もしくは執念で...　転倒はかろうじて免れたものの、圧倒的な車重に押し付けられたあと、作用プラス反作用の法則で地面から勢いよく弾き飛ばされ脚を傷めた。


ダメージを負ったのは足首の軟骨と靭帯、そして同じく膝の靭帯。　断絶しなかったのは、これまた奇跡。(笑)　自宅に戻って、氷で冷したんだけど、そのあと案の定、ド派手に腫れたよ。(汗)


人間、痛みも度を越えると、笑えてしまうというのを新発見。(爆)


砂天狗は、かくして杖のお世話と相成った次第。


一口に杖といっても色々ある。　書物を紐解くと、杖(つえ)とは、定義上、細長く真っ直ぐな、手で持つのに適した道具で、長く自分の足の長さ程度のもので、木製である場合が多いが、稀に象牙や金属で作られるとある。


また、英語においてのWand(杖)とは、呪術などとの関わりで物語や伝説によく登場するけど、元来は農具だったといわれる。　古いタロットカードの図柄には、杯、硬貨、剣と並んで杖がモチーフになるが、それぞれ聖職者、商人、騎士、農夫を表しているという。　


全治３週間。　今日、哀れな格好で出社してさっそく、怒り狂うＹ香やエリカらに厳しく事情聴取され、コーヒー飲みながらしこたま叱られた。(苦)