テーマ:ココロ(1186)
カテゴリ:本を読もうよ♪
逢ひてからは恋のたけが低し、 一生忍んで思ひ死する事こそ、 恋の本意なれ。 (葉隠より) 砂は、中学生の頃からこの葉隠れの中の忍ぶ恋フレーズが好きで、 未だ超えられない、一種の憧れの一文になっている。 物を書いて生業(なりわい)にしたいと志を持つ人がいたなら、 是非とも『葉隠(はがくれ)』を読んで欲しい。
『葉隠』とは、葉可久礼とも書く。 葉隠は、江戸時代の中頃に鍋島藩士山本常朝の武士の心得についての見解を、 武士道という用語を用いて田代陣基が筆録したもので、全部で十一巻。 簡潔な文章に、一人の武士(もののふ)の誇りと情熱が読者に伝わってくる。 前後の文では矛盾も少なからずありるが、かといって戯言という訳では決してない。 むしろ、そうした矛盾は経験して体得し、己自身で答えを出すべきもの。 つまり、答えは決して一つではないと教えられるようだ。 年を経て、それこそが葉隠の真の価値ではないかとも思うようになった。 砂は、子供の頃から剣道に熱中し、真剣による居合いもたしなんだ。 子供の頃から、剣道のほかに弓道や柔道や様々な武道は色々学んだけど、 砂は、武道で得られるものは単に強靭さであって、人の強さではないと気づいた。 だから、葉隠との出会いは目から鱗だったよ。 砂も未だ、人生に迷いて候... 葉隠を読むなら、現代語ではなく原文で味わうのがオススメ♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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