テーマ:"あすの日本を考える"(493)
カテゴリ:砂的つぶやき
地震と津波に大切な人や暮らしを奪われ、目に見えぬ放射線に故郷を奪われ、 心ない風評被害に苛まれ、彼の地の人たちは辛く苦しい十ヶ月だったと思う。 東北の人たちは、天災のあとも二度、三度と傷つけられ、苦しめられ続けているんだ。 あれから十ヶ月、この国の政府は、国民に何を成し、何を成し得なかったのか、 また、自分は彼の地の人たちのために何が出来て、何が出来なかったのか、 しっかりと、現実を見直さなければいけないと思う。 七月と八月、僅かばかり手伝いはさせて頂いたけど、道程は遠いと思った。 時折、あちこちの局の報道番組で、あの瓦礫の山を目にすることがあるけど、 その度に否応なく、自分が経験した神戸の記憶が甦って来て胸が締めつけられる。 だけど目を反らさず、むしろしっかりと目に焼きつけてる。 最近、砂の心はいつも東北にある... とくに、福島は今は亡き恋人の故郷なんだ... 不安の続く会津若松の地で、彼女は安らかに眠れているのだろうか。 三月には、元熊野で護摩法要があるから、彼の地のためにせめて祈ろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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