テーマ:"あすの日本を考える"(493)
カテゴリ:物申す
今この時節には、もっとも下劣で最悪のキャッチコピーだ... 有り得ない! MSNのネットニュースの記事で、朝から気分が悪くなったよ。 記事によると、埼玉県教職員組合らがさいたま市内で開く集会で、 「さいたさいたセシウムがさいた」と表題に掲げた講演を計画したそうで、 埼玉県教職員組合は参加を呼びかけるビラを配布していた。 副題には「3.11後の安心をどうつくり出すか」ということらしいけど、 普通、こんな表題のビラを配布したりするか?神経が解らないね。 案の定、インターネットの掲示板なんかで批判がバンバン相次いだことから、 埼玉県教職員組合側は表題を変更した。 抗議されないと、自分が正しいか間違ってるかが解らないのがイマドキの教師? 教壇に立って教育する立場の者が、被災者の気持ちすら汲めない。 口を開けば、やれ人権だの自由だのと、ヒステリックに集団主張する連中が、 思慮分別を欠き、被災者の苦痛に配慮すらせず、よくもこんな事ができるもんだ。 非難されて当たり前だ。 こんな表題で講演の案内を平気で配布できる連中は、教壇に立つ資格はない。 政治だけじゃなく、教育にも"悪しき群れ"の論理がまだまだ蔓延しているように思う。 近年、教育現場は、自己中で道理をわきまえないモンスター・ペアレンツに悩んでいる。 学校だけじゃなく社会でも、常識のない理不尽なクレームは年々深刻化している。 そんな日本人のモラル低下は、戦後の教育にも大きな責任があると思う。 モンスター・ペアレンツだって、いってみれば"芯"を失った教育の産物だ。 自由と権利だけを吹き込まれて育った子供らが子を持つ親になって、 さらに自己中心的な権利意識だけが培養されてきたんだ。 砂は、軍国主義を肯定したり、戦争を容認しているワケじゃないし、 戦前の社会システムや教育がすべて良いとか正しいという訳じゃない。 だけど、戦前の教育のもっとも優れた部分はたくさんある。 何でもかんでもが、戦争や軍国主義に結びつくものじゃない。 「礼節」、「忠節」、「自己犠牲」、「忍耐の心」、「人を尊敬する心」、「義務を果たす心」、 数えあげればキリはないが、これらは戦後に葬り去られた日本の美徳。 いや、人としての美徳だ。 何でも、多数決で決めるのが民主主義じゃない。 民主主義とは、たとえ少数であっても正しい意見には耳を傾け、 よく議論を重ね、よりよい答えを導き出す努力をすること。 片方の「群れの論理」だけがまかり通るのはファシズムだと思う。 今でも、まともに教育に向き合ってる教師もいるけど、 日教組はそんな個々の教師の志を殺しているようにも思う。 日本経済は貧しているけど、心まで貧しくなってはいけない。 日本の教育は、戦後65年以上かけて日本人から魂を奪ったと、 砂はときどきそんな風に思うんだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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