心の迷い
2009年5月8日の日記 ガン告知より1年10ヶ月と8日 5月2日の肝臓エコーとCTの結果 肝臓 左葉のガン ・・・ 前月と横ばい 右葉のガン ・・・ 55.4 × 42.9mm (前月より約1cm大) 24.1 × 25.9mm (再燃) 血液検査の結果 ・ 白血球 5,600 ・ ALP 461 LDH 471 → 前回よりさらにUP ・ 5/1採血の CEA 54.1(基準5以下) → 前回19より大幅UP ガン増大(エコー、CT)と大いに比例している。 過去最大の数値である。 ・ 左葉は ・・・ 1月の動注塞栓術が 効いている。 ・ 右葉は ・・・ 動注塞栓術をした方がいいと思う。 ・ 1月の動注塞栓術後 現在も 体力がずい分落ちている。 これで また 右葉に動注塞栓術をしたら さらに体力が悪化し 身体の免疫力も 無くなると思う。 そのため ガンがさらに悪化する事も考えられる。 だから ・・・ 動注塞栓術をする事は 考えてない。 しかし、もし今後 1ヶ月位様子見て 体力が回復するようなら、 その時 動注塞栓術するか しないか 改めて考えたい。 【 心の迷い 】 ・ 右葉のガンが 大きくなっている。 ・ 俺には 左葉のガンの 動注塞栓術で 延命効果があったのか? その期間は? どの位あったのか? ・・・ 誰も分からない。 ・ 左葉のガンの大きさを 昨年2月より一覧表にした。 そしたら 昨年11月~今年1月まで 約8cm×6cmで 2ヵ月間横ばいだった。 ・ 総合病院の院長 ・ 大学病院の先生 ・・・動注塞栓術を勧める。 セカンドオピニオンのウェルネスの先生 ・・・ 動注塞栓術は余り効果ない。 丸山ワクチンの岩城先生 ・・・ 体力が戻ったら 動注塞栓術したい。 ・ 三者三様 ・・・ さらに心に迷い出る。 しかし、俺は信じる。→ 今は、体力こそ 全ての基だと・・・。 だから 動注塞栓術はしたくない。 【 俺の最後の望み 】 余命 あと どれ位か? 2ヵ月か? 3ヶ月か? まず、今年一杯は無理だろう。 せめて 7月誕生予定の長男の赤ん坊の顔を見て 一度はこの手で抱きしめたい。 せめて 7月に 妻を連れて 妻の術後5周年を祝い ハワイに行きたい。 それが 俺の最後の望み。 その日まで 体力をつけておく。 もし、今 動注したら 1~2ヶ月は体力が消耗し ハワイは夢のまた夢になってしまう。 そして・・・永遠に行けなくなってしまうかもしれない。 そのためにも 今 体力をつけることだけを考える。 自分の生命力を信じるのみだ。 【 今の気持ち 】 1年10月前 余命3ヶ月~6ヶ月と言われ、 一日一日を大切に生きてきた。 その間 2007年12月~2008年1月まで ・・・ ずい分良くなり 2008年7月 ・・・ また 悪くなり 2008年9月 ・・・ そして また良くなり その度に 死を覚悟し、 その度に良くなって喜んだ。 しかし、いざ、今回 人生最後で 最大の決断・・・治療方針を決めるのに 「 心の迷い 」 が生まれた。 それは 死を恐怖している迷いではない。俺は既に死を見据え いつも心は平静だ。 俺の言う 心の迷いとは 死が例え2~3ヶ月早まろうと、生きている限り 苦しんでベッドの上で過ごす日を少なくし、自分で立ち、歩け、外に出られる 充実した日が長いのは どの治療法か ・・・「 その選択の迷い 」 である。 いずれにしても 人間は必ず死ぬ。 それは 誰でも 避けられない真理。 死ぬのは いつか? 寿命は誰にも分からない。神のみぞ知る。 俺は 今出来る事、 毎日毎日を大切に、 一日一日を皆に感謝し。 生かされていることを実感し、今日を 今を 大切に 大切に 生きていきたい。