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放送後、大変な話題になり「居酒屋甲子園」はアクセス集中でサーバーダウンしたそう。
NHKに取材協力したのに話が違うじゃないかとお怒りらしいが、彼らはいったい何をはき違えているのだろう? 番組を観ていて思い出したのが「ウーマンラッシュアワー」の「バイトリーダー」。 バイトリーダーは、「名ばかり管理職」どころか正社員ですらない、単なるバイト。 しかしモチベーションは社員以上(笑)、土日祝日なく働く。 普通のバイトと時給10円しか違わないのに肩書きだけはリーダー。 そこまで滅私奉公してれば交通費もらいながら自転車で通うぐらいしたくもなる。 しかしそれは「殺人よりも放火よりもやってはならないこと」と自らを資本家の論理で縛る。 居酒屋甲子園で泣きながらお客様を喜ばせたいと絶叫する若者たち。 明らかにこのバイトリーダーと本質は同じである。 彼らに欠けているのは労働者としての権利意識であり、自らが搾取されているという気づきである。 1日の労働時間は長い日で16時間、なのに年収は250万円。 時給に換算するといったいいくらになるのか? 非正規雇用が4割に迫る今の日本の雇用状況は明らかに異常である。 海外ならクーデターや市民革命が起きてもおかしくないレベルだと思うが、もともと日本に「革命思想」は存在しない。 明治維新はお上から与えられたものであり、民主主義は戦後GHQから棚ボタで到来したもの。 民衆が自らの血と汗と涙で勝ち取ったものではない。 飼い慣らされた日本の若者たちは疑問すら抱かないまま唯々諾々と、「感動」、「笑顔」、「仲間」、「感謝」といった、口当たりの良い言葉に救いを見出し、働き続ける。 原因は労働者としての教育の欠如、知識のなさである。 この番組が投げかけた問題に一人でも多くの若者たちが気付いてくれれば良いのだが、 労働者としての権利、資本主義の仕組みを理解しない彼らにこの番組の真意が届くのか? むしろ純粋な思いを侮辱された、バカにされたと思うのかもしれない。 高等教育の重要性を痛感する。 バイト諸君、資本論を読みたまえ!マルクス経済学を勉強したまえ! 利潤がなぜ生まれるか、自分の頭で考えたまえ! 資本家に都合のいい働き方をさせられていることに気付かないワーキングプアの居酒屋店員たち。 彼らの労働状況を考えると『そう思わないとやっていけない』とのコメントがあった。 裁量労働制について「自由とはまともさを背景にした自由でなければならない。」と語った浜矩子教授の言葉が思い起こされた。 今回の番組内容が資本家にとって非常に都合の悪い危険なものであったのは容易に推測される。 ある意味、労働者意識に「目覚めよ」と鼓舞していたわけだから。 今後、NHKに対して関連企業や団体からの風当たりがきつくなることが予想されるが、 そんな声は一切、無視してよろしい。 番組の内容は社会正義に則るものであり、社会的に非常に重要な問題を提起しているのだ。 事前の説明と違う……NHKに取材受けた団体が報道内容に「誠に残念」- RBB TODAY(2014年1月16日15時02分)Infoseekニュース お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.01.16 18:38:13
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