葉隠餡

2014/11/09(日)11:37

感動できない

時事ネタ(176)

つらつらと・・・ ニュースとか見て思ったこと。 今噂の若手のスケート選手。他国の選手と正面衝突してリンクに倒れ、自力で立ち上がろうとするも一度目は立ち上がれなかったという。 正面衝突のシーンはニュースで見た。ネットのニュースサイトでは開いたどのページもこの選手の正面衝突のことが話題になっていた。そしてこのスケート選手は棄権せず復帰し見事2位を取ったとのことである。復帰して滑っている姿もニュースで一部みた。滑り終えた後、男泣きしている姿も映っていた。 確かに一部始終をみなくとも多くの人は話だけでも「感動した」「美談」という人が多いのではないだろうか。実際に美談や感動としてはありなんだろうけど・・・。 どうも私には感動は出来なかった。 私は彼が「踊っている」ではなく「踊らされている」と感じた。 踊らされている。今回は彼自信の強い希望があって復帰したと聞いたが・・・。何故、周囲はNOといわなかったのか。棄権を強制的にでもさせるべきだったと思う。この選手の将来を見越して。 選手はニュースによると演技後あごと頭部合わせて10針縫ったというではないか。コーチの判断は普通に話せてたし、本人の意思はしっかりしていたというが・・・。 あの演技をみて正常だったといえるのだろうか。また、脳震盪の知識はなかったのだろうか。私でも脳震盪でないかと・・・後から来るんではないかと・・・心配したのであるが。 トップクラスの争いをするような人間だ。とても我慢と忍耐、そして責任感などとても強い人であろう。そしてこの選手はとても負けず嫌いというのを聞いたことがある。まして彼は若い。しかし、そこは周囲の年長者やコーチがNOといわなくてはいけない場面ではあったと思う。 そう、その瞬間は大丈夫であったとしても彼の選手生命のことを考えたとき、全力でとめるべきではなかったのか。 踊るではなく「踊らされている」と思ったこと。 それは選手自身の負けず嫌いや今までの努力などはさておき、代表としての責任感。そして周囲が棄権させなかったという判断。コーチは「本人の強い意思が」なんていってるが、本人の意思だけでGOサインというのもね。。。やはりスケート連盟や世論などの目もあったのではないかと勘ぐってしまった。それ故に「踊らされている」と感じたのだ。 この選手とその周囲の判断は今後、このようなことが起きたときに「棄権」という選択肢を選びにくくしてしまった可能性はあるのではないだろうか。。。 「○○選手はあれだけの怪我をしても競技に出たのにお前は・・・」ってね。かならずそういう比較をする輩というのはいるわけで。 その他の疑問。選手以外のこと。 まず、正面衝突した他国の選手のことがぶつかった当初、名前以外どこにも情報がほとんどなかったことだ。やっといくつかの記事で棄権したとのことであるが、他国の選手が正面衝突して倒れた時にどのような様子かの報道を探しているがいまだ見つからない。日本の選手は見た目の報道はどの報道でも触れていたが、他国の選手は血は出なかったのだろうかとかそういうことが私の目にはいまだ触れていない。 わざとぶつかったなんて意見もあるが・・・これについてはみた人の判断になるであろうし、私にはまったくもってわからない。もし確信を抱いたとしてもここで私が触れるべき問題ではないと考えている。 正面衝突が故意か偶然かさておき、この時点では故意か否かハッキリしていない以上、公平に心配されるべき事柄ではないのだろうか。人として自国の選手と他国の選手両方の容態が大変心配になったのは私だけではないと思う。確かに容態は他国の公式発表をもってであろうが、衝突当初の見た目等は何かしらもう少し報道してほしかったと人道的に思うところである。(正直、相手国についてはまったくもってよい感情はもっていないが・・・) あと、衝突してリンクに倒れてから救助隊が駆けつけるまでの映像を見てて・・・転倒した選手の横を何人か滑って通り過ぎてるんだよね・・・。冷たいな~って思った。確かに転倒は日常なのだろうけどね、それは勝負の世界なのだろうか。棄権すれば一人ライバルがいなくなるってことで。 それとも衝突の瞬間を目撃しておらず、すぐに立ち上がると思って滑っていたのか?でも、場内ざわめくだろうし・・・異常性は気がつかないのだろうか? スポーツってどうも独自の世界観が元々苦手だけどさ・・・なんか今回もまたなんともいえない気持ちになったね。。。 あと、救護隊も来るのに結構時間かかってた気もする。やはり転倒して様子を見ていたということなのだろと思うのが一番正しいのだろうが、ド素人にはなんともモヤモヤっと思ったことであった。 何はともあれ両国の選手が何もなく、怪我を完治して再びリンクの上に戻ってきてくれることを祈りたい。 一人の人として思うことだ。

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