御宿かわせみ 平成版 最終回 「祝言」
今のところドラマシリーズ最終回。ドラマでは初、主役カプの祝言が描かれる。原作では滅茶苦茶暗い話なんだが。かわせみに花嫁衣裳が贈られて来て、皆感無量。ところが、親類筆頭の麻生のご隠居が、うちの娘を蹴散らしたるいとやらの検分をしてやると言い出した。まあ気に食わんと言われたところで、「高砂」がないくらいだが。顔合わせがうまくいかないと色々と面倒だ。父の墓参りに行ったるい、年下の幼馴染で見習い同心の進藤 数馬と再会する。庄司の父は上に疎まれて悲惨だったが、同僚や若い連中には評判が良かった様子。いわゆる世直し党が跋扈。ご隠居が「東吾が宿屋に入り婿なんて許せん!」と世間に目を向けていないのはむしろ平和ななりゆきかもしれん。神林家に討ち入りなんて止めろよ正真正銘の入り婿。向こうで女房とでっくわしてたらえらい騒ぎになってたぞ。雨の中、偶然同じ飯屋の軒下で雨宿りするるいとご隠居。だが中は、世直し党に占拠されていた。中で捉えられていた岡っ引きは決死の覚悟で異変を伝えるが……。脚本の都合とはいえご隠居はもうちょっと強いような気がする。