|
テーマ:ニュース(99410)
カテゴリ:社会・ニュース
関東地方は一気に猛暑になりましたが、比較的涼しい富士五湖地方にいっておりましたので、帰ってきてびっくりです。
連休前後で5~6度高くなっているのにはたまりません。 少しでも涼しいニュースと言うことで、北極海の覇権争いというニュースに目がとまりました。 北極圏は地球面積の約5.5%を占めますが、これまで氷に閉ざされ利用ができなかった北極海の海。 これが近年の地球温暖化により氷が溶けたり薄くなったりで、利用が可能になってきたという手放しでは喜べない話。 元々この地域を多く含むロシアが開発を進めているのは勿論ですが、中国がかなり食指を伸ばしているとのこと。さすがです。 アメリカの地質研究所によれば、石油資源は全世界未発見埋蔵量の13%、天然ガスは同じく30%が北極圏にあると推定されているらしく、開発が進めば大きな経済マターになるのは間違いありません。 日本はここでも出遅れなんでしょうか? 朝日新聞でも記事が組まれていましたが、原子力砕氷船を先導にして最新鋭の流氷対応型船舶が北極海を行き来するようになっているようです。 船舶の製造技術ではまだまだ日本が勝る部分もあるようで、北極海利用についても存在価値を示して欲しいところです。 日経Web刊の記事にもありましたが、問題は燃料流出などの環境汚染が起こったときの対応。 地球環境全体に関わることなので、各国の対応は紳士的な方向になることが望まれますね。 現在1996年9月のオタワ宣言に基づき設立された北極協議会(カナダ、デンマーク、フィンランド、アイスランド、ノルウェー、ロシア、スウェーデン、アメリカの8カ国)が北極海の利権調整にリーダーシップを発揮しているようです。 しかし、日本は2009年にオブザーバー申請を行ったものの、中国や韓国に遅れをとり、オブザーバーとは認められていないようです。 (アドホックオブザーバーという訳のわからない立場) 過剰に干渉する必要はないですが、日本の歴史的関わりや北極海航路利用における重要性(北極海沿岸の延長に日本がある)から言っても、きちんとした立場を確立して欲しいです。 ![]() 北極海レアメタルを死守せよ(上巻) ![]() 北極海レアメタルを死守せよ(下巻) [ クライヴ・カッスラー ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.07.16 22:46:54
コメント(0) | コメントを書く
[社会・ニュース] カテゴリの最新記事
|