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2009年02月12日
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カテゴリ:バーバラ片桐

愛讐の虜

バーバラさんと奈良さんのお二人の新刊ってことで即買いましたうっしっしもちろんネットで。表紙だけみてると、首輪男が飼われて喜んでるような内容かと思ってしまいますが、復讐ものです。

両親と姉を惨殺された受がある人物の手引きで海外に逃れ、己を鍛え上げて帰国。敵を討つべく敵と目する攻に接近しますが、あっというまに捕らえられ、受が雇われた刺客だと思い込んでいる攻から卑猥な拷問を受けることに。もともと個人的な恨みで背後関係などなく、吐露するべきことなどない受と攻は平行線だったが、ある人物が二人の前に現れたことから微妙に態度が変化しはじめたある日、攻の外出時を狙って新たな刺客が襲ってくる。。。

お話が受が忍び込んでいるシーンから始まっていて、で、暗殺失敗で捕まってしまいます。つまり4ページめで攻のボディガードに見つかり、5ページめでつかまってます。。。早っ!!あんまりあっけなく捕まったので、当初は普通の一般人かと思ったんですが、読み続けると、なんと以前外人部隊所属で、それ故に自分の形勢不利を悟るのが早かったとわかります。まぁでも、このお話のメインは捕まった後なので、いきなりの展開にびっくりはしましたが問題はありません。

絡み(あの攻めをそう呼んでいいのなら)のシーンが多いのは多いんですが、誤解がなかなか解けなかったので愛あるものはラストだけだし、復讐物としては特に目新しさは感じませんでした。強いていえば、攻は殺された受の姉をものすご~く愛していたようで、その慟哭が聞こえてきそうなセリフにおぉ~って思ったことぐらい。
感動はありませんが、うは~と思える濃さはたっぷりあります。


最近、奈良さんのイラストの本がすごく増えてるような気がします。担当されれば必ず売れるからなんでしょうが、忙しくて体調を崩されることがないように、こっそり願っていたいと思います。





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最終更新日  2009年02月12日 11時58分28秒
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