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カテゴリ:花紀行
二子玉川を彩る花々
ヤマボウシ(山法師) 二子玉川のシンボルツリーが「はなみずき」であることはよく知られています。 アメリカ原産で、日米友好の証として贈られた「桜」の返礼として、大正4年(1915)60本の苗木がやってきました。近縁の種であり、花がヤマボウシに似ていたので、別名「アメリカヤマボウシ」と呼ばれています。 ハナミズキについてもう少し付け足すと、100年前の60本の内、唯一の一本が「都立園芸高校」に残っています。平成12年(2000)には、当時のタフト大統領の孫であるタフト・オハイオ州知事から150本の寄贈があり、園芸高校には2本、二子玉川小学校には1本が植樹されました。更に平成25年(2013)100周年事業として、3000本がオバマ大統領より寄贈され、園芸高校はもとより、二子玉川公園にも植樹されています。 ヤマボウシの別名を説明するために、遠回りしついでながら、二子玉川とハナミズキのつながりもご紹介させて頂きました。 ハナミズキは先ず、花が開花します。これは桜と一緒ですね。同じ性質の花同士だったので、つり合いがとれたと言えるのかもしれません。米国にも桜前線のような感覚がヤマボウシにはあるそうです。 ヤマボウシは、葉が繁ってから開花するので、ハナミズキのバトンを受けるような形で咲き始め、7月の暑い盛りまで咲き続けます。 遠い親戚なんですね。 ミズキ目 ミズキ科 ミズキ属 ヤマボウシ亜属 ヤマボウシ種 花言葉 「友情」 「答礼」「私の想いを受けて下さい」 ハナミズキの花言葉「返礼」に関連付けられ た花言葉のということです。 6月15日の誕生花 中心に花が丸く集中しそれが坊主頭と見なされ、葉が変形した花びら状の頭巾が「山に咲く法師」=山法師を連想させたそうです。 果実は食用になり、桑の実に似ているので、「ヤマグワ」と呼ぶ地域も多く、又、赤い実から「ヤマボウ」「ヤマモモ」、実の味から「ワラベナカセ」(童泣かせの意)と呼ぶ地域もあります。 元気な人は是非。そうでない方も、なるべく歩く習慣ができると良いと思います 好奇心を持って歩くと発見があります。花や木、鳥や虫、猫やお地蔵様 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.06.21 17:16:36
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