コロー展へ
ここ数日暖かく気持ちがいい日が続いたのに、今朝は大雨、雷までなり、まるで嵐のようでした。今日の予定は「コロー展」に行くこと。でもさすがにこのお天気じゃ出かける気になりません。やめようかなあ、行こうかなあと迷っていましたが、やっぱり見たい気持ちが強く、お昼前に出かけました。だってコローは大好きな画家だし、コローだけの展示会なんてこの先あるかどうかわからないものね。さすがにこのお天気だったので、館内はすいていました。ラッキーです。ゆっくり鑑賞することできました。コローといえば風景画。初期の作品でもすでに技法的に軽いタッチの震えるような描彩の手法が用いられ、叙情的な雰囲気が現れています。そして 1860年代前後から、次第にこのような点描派にも似た柔らかで絵具を細かい筆触で叩くようなタッチが画面を覆っていくが、これがコロー独持の煙るような雰囲気の画面を作り出す効果的手法の一つとなったそうです。ほんとに柔らかで優しい感じで好きだわあ。今回の目玉はルーヴル美術館所蔵の「真珠の女」「青い服の婦人」。どちらも美しかった。コローの人物画は初めて見たような気がします。もちろん図録とはがきは買いました。明後日の展示が終われば、シャンパーニュの中心的な都市、ランスに行くそうです。