桜散る頃…

彼の奥さんとは絶対に会いたくない。

これがお付き合いが終わっていなかったとしても

私は絶対に彼の奥さんとは会いたくない。


しかし、今日はそんな日になりそうだ。

彼の奥様は、バリバリのある業種の営業。

その商品を彼の部下が勧められたらしい。

今日の午後、この事務所に来るらしい。




私は会いたくないから、その時間をどうしようか

必死に考える。




彼も動揺しているのか、

奥さんを私に会わせないようにしようとしているのがわかる。




彼の携帯が鳴った。






奥様のようだ。




もう会社の前まで着いたようであった。



彼は素っ気ない口調で、

『忙しいから、みんなの邪魔になる。打ち合わせ室で、話ししてくれ！』と

言って事務所には、奥さんを来させないようにしてくれた。


ホッとしたのもつかの間…




来客のチャイムが鳴った。





彼の奥さんが来たのだ！！！！！




なぜ、動揺するsakura！！！頑張れsakura…



お茶は私が出すの？？？？


彼の奥さんとご対面か？？？？