スウィンドル・ロータス

一般の方の理解では、「マニュアル万能」の世の中なんですね。

万能なものがないのは、自明と思いますが。

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マニュアル通り
（ＭＳＮ》毎日の視点》憂楽帳　から）

寒くなかったからコートも着ない軽装で千葉市内のホテルで
開かれた会合に出かけた。
クロークで首に巻いていたマフラーを手渡すと、
「中に貴重品はございませんか」と尋ねられた。

「マフラーの中には何も入らない」というと
その担当者はほおを赤く染めた。

ファストフードチェーン店の２００ページ弱のマニュアル集に、
商品の製造方法から接客の仕方までが細かく書かれていた。
客へのお辞儀も、あいさつやおわびなどによって
三つの角度があるなど、写真付きで分かりやすい内容だった。
あまりにも覚える項目が多すぎて、アルバイト店員には
２～３週間かかる。

マニュアル通り－というと否定的な響きがあるが、
そうばかりとも言えない。
マニュアルを見せてくれた経営者は
「いまの子たちは、マニュアルがないと無理。
あいさつなんかの社会常識がないんだから」。

Ｍ新聞東京夕刊（中○さん）

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では、「マニュアル　万能　社会」でネット検索してみましょう。
約171,000件のヒットです。

若干引用してみます。

○ブログ共生機構：マニュアル万能一辺倒の時代の潮流に掉さして

マクドナルドが日本に上陸してからおよそ30年。
今やマクドナルド的な合理化システムは、
ファーストフードやコンビニの世界にとどまらず、
教育や医療、死や葬儀といった人間の尊厳に
かかわる分野にまでおよんでいます。

建設関連業界も例外でなく、
本来ならマニュアル人間とは対極にあるはずの
コンサルさんまでが、人によっては何かにつけて、
なりふりかまわずマニュアル頼みの昨今です。

思考停止は今様パスワードみたいなもので、
技術者独特のカンや経験も使われないままに
封印されて錆びついてしまい、
いざという時に臨機応変に対処することなど、
とても叶わぬというのが実情です。

○人生にマニュアルはない

よく現代社会はマニュアル化社会といわれます。　
マニュアル化社会とは、決められたことを決められたとおりに
マニュアルに従って処理すればいい社会です。　
そこには個人の創造性や自主性の育つ土壌がないのです。　

育児に関してなのですが、子育てが育児書に書いてある
とおりにならないといって、
育児ノイローゼにかかる母親が多いということです。　
ここにすべてがマニュアル通りにならないと、
心が落ち着かない人間の心理が表現されています。　

いまは核家族が平均的な家庭となり若い母親は自分の
分からないことは育児書に頼るようになりました。　
マニュアルが万能だという思いがあるので、
マニュアルどおりにならないと自分の子供は異常だと
短絡的な考えてしまうのです。

○コンピューター社会

コンピューター社会は人の心と社会秩序を崩壊させかねない。
マルチメディア社会のマイナス面を主に取りあげます。　

これからの社会は

高度情報ネットワークによるデータの活用
インターネットの活用
双方向データシステムの活用
時間の大幅な節約
人と顔を合わせないで用件を済ますことが多くなる
在宅勤務

などと、マルチメディア社会はよいことずくめのように見えます。　

現代社会は貨幣経済の発展と機械化による合理化のために、
地域社会が協同する必然性が薄れ、
個人や家族が生活の基本単位となり、
いや家族という単位さえ崩壊の危機にあり、
お金さえだせばほとんどすべてのものが手に
はいるようになりました。　

このことの意味するものは、

個人の社会からの孤立
連帯感の欠如
責任観念の欠如
自由を曲解した「わがまま・勝手・きまま」の横行
利己主義の蔓延
人間不信
経済的成功のみがもてはやされる

といったことが、マイナス面としてあげられると思います。　

さらに
いまの子供を取り巻く社会システムでは、
社会にうまく適応できない
子供ができてくるのは当然の結果なのです。　

子供のときに社会にうまく適応する技術が身に付かなければ、
大人になっても社会とうまく折り合いをつけることができないのも
当然の結果といってよいでしょう。　

適応と迎合は違います。　
どんな人が多くなってくるかと言えば、

社会生活の基本も身につけていない人が多くなるので、
他人や組織や社会との接し方そのものが分からなくなる

マルチメディア社会は相手の都合に関係なく、一方的に
情報を発信するので相手の立場や都合を考えることができにくくなる

コンピューターを通じてのコミニュケーションをとるため、
相手の感情を伺うことができない
　・自分の都合だけが優先されるようになる
　・自分勝手になりがち

機械万能の考えが浸透し、人間を軽視しがちになる
感情の機微が理解できにくくなる

命の尊さが理解できにくくなる
感情の表現の仕方が分からなくなる
なにごとも機械に頼るようになり、判断力が乏しくなる
応用のきかない人間
マニュアル万能の社会
伝統や歴史の軽視される国になる
社会の仕組みが分からなくなる
挨拶ができない
共同作業かできにくくなる
結果として精神病が多くなり、社会生活不適応症になる
人が人を理解できにくくなる

声の調子や顔の表情から相手の感情を読みとることが重要なのです

好むと好まざるとに関わらず、
社会は上記のような方向に突き進んで行くでしょう。　
だからこそ警鐘を鳴らしたいのです。　

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まあ～、マニュアル嫌いの日本人がいかに多いことか。

機械的応対に不愉快なんですかねえー
いっそ、店員を機械にしてしまえばクレームは少なくなります。

でも、ちょっと、考えてみて下さい。
携帯電話でも、ＤＶＤデッキでも
仮に『マニュアル』がなければまともに動かせません。

頭が固く、洗脳された人に、
あれこれ言うメリットはあんましないんですが、
いちおう、私の意見を簡潔に述べておきましょう。

『マニュアル』はそれでそれを提供する側の説明責任が
果たせる。

日本の伝統では、“技術は盗め”ですが、
時代の進歩にはこのやり方では追いつけません。
情報はデータ化して残し、共有するものでしょう。

その一つがマニュアルであり、ネットへの情報入れ
と考えます。


（蛇足）

反「マニュアル」論をついでにもう一つ付け加えておきます。

○マニュアルの欠点と恋愛

マニュアルという不完全なモノ
バイトや、勉強、果ては恋愛まで現代社会はマニュアル化している。

問題は、「なぜ、どうして」という部分を省いた教育システムにある。
例えば笑顔で接客しましょうを、なぜどうしてまで書くとこのようになる。

[顔である理由]

笑って笑顔で接してもらったときはどうですか？
あなたはどんな風にお客様に思われたいと思いますか？

笑顔は表情の練習すれば手に入るものではありません。
それでも不自然なニセモノの笑顔は手に入るかも知れません。
あなたはそのような接客をされたいと思いますか？

お客様を心から祝福できること。
何よりあなた自身が満たされる必要があります。
笑顔はするものではありません。

大切なのはお客様を思いやる気持ち。
笑顔はその象徴としての存在だ。
目的が無く、手段しか提示されていないものは、不完全である。
誰もマニュアルを読んで感動しない。

恋愛でのマニュアル

同じように恋愛でもよくマニュアルにしたがってというような考えがある。
「なぜ、どうして」という部分が抜けているからだ。
どうすれば「手軽に」彼女と無難なデートが出来るのかと
いうことしか考えていない。
相手のことなんて何も考えていない。
プレゼント一つとったってそうだ。

プレゼントをする理由
あなたは、なぜクリスマスに、誕生日にプレゼントをしますか？
あなたは、普段誰かしらにお世話になっているはずです。
その人たちに、いつも感謝をしていますか？
感謝を声にしていますか？

伝わらなければ、その思いは意味がありません。
感謝を、尊敬を、敬愛を伝えていますか？
プレゼントというのは、人に思いを伝える手段です。

異性という不特定多数と付き合う万能のマニュアルは存在しない。
付き合い方は自分たちで築くものだろう。

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マニュアルは手引きの一種ですね。
正しいか使いやすいかは各人が判断するものですがねえー

システムの不備をすべてマニュアルのせいにするのはやめよう。
マニュアルに不備があるなら、直せよ！

マニュアルが間違えを直してゆくには
ウィキペディア（Wikipedia）のやり方がいいでしょう。

マニュアル（情報）が無くて自分で作るとなると、
こりゃあ大変です。

先人のマニュアル（情報）を利用できれば、
これに越したことはありません。



( ^∇^)ｷｬｷｬｷｬ