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テーマ:『義経』(332)
カテゴリ:義経
先日、歴史博物館の特別展「義経」に行って参りました。
一人でです。家族と行くと、「かえろ~~早く!」と言われたりしてゆっくり見られないので、 一人で行ってきました。 申し訳ないのですが、「どうせしょうもないんだろうなぁ~」と思ってたんです。 ところが!! すごかったのです!展示も盛りだくさんで、絵巻や平家納経、合戦屏風、平泉の秘宝などなど、 興味深い絵や展示物で、全部ゆっくり見ると随分時間がかかったのです。 中でも、一番驚いたのがあの有名な義経画像です! これって、中尊寺にある物なんですよね~~~~! ま・まさか本物があるとは思ってもみませんでした。そういえば、あちこちに貼ってあるポスターはこの絵の写真です。 宮尾登美子氏がこの絵を見て、「義経は平泉で病を得ていたのかもしれない」と書いていらっしゃいます。 鎧兜ではなく、しどけない姿。不精ヒゲのような感じだし、どうも生気がないように感じます。 この宮尾説なら、あっさりと討たれてしまったのも納得がいきます。 いつもの義経なら、秀衡亡き後も藤原氏を束ねて頼朝と一戦することも夢ではなかったかもしれないですね。 とにかく、この絵の前でジーッとたたずむ怪しい女にまたなってしまいました(笑) あっ、この横には弁慶の画がありましたよ。一対の絵のようになってるそうです。 そして、もう一つ目を引いたものが、義経の笛と言われている「薄墨」の笛です。 ホントに本物なのでしょうか~~? だとすると、あれを義経さまが吹いてたんですよ~~~!!クラッときました。 これは、写真に撮れないので、スケッチして色をつけてみました。 またまた、展示品の前で鉛筆を動かす怪しい女になってしまいました!! 伝説として、矢作の宿(現岡崎市)に一夜を過ごした折、契りを交わした浄瑠璃姫の形見として贈ったと言われている 文禄4年(1595年)駿河城主中村一氏が補修した時の添状が残る 久能寺縁起(後醍醐天皇没後、三年目の康永元年(1342)の記録)によれば 頼朝将軍者 伊豆 国之中 寄進 二百町之所領 此坊数三百六十坊衆徒 一千五百人 付奥座衆五百余人也 源九郎判官義経為 末代重寶 薄墨 言 笛有 御寄進 久能寺は静岡県清水市にあり、現在は鉄舟寺です。 いや~ぁ!しかし、博物館としては結構たくさんの人は居たのですが、あまり皆さん興味をもって見ている感じがしなかったのです。 素通りする人もいたりして…。 この笛の凄さに気づかないのですか~~~??? 前に歴史好きの某ブログの方と、「昔はどうやって義経だって身元を証明するんだろう~?」って話になったのです。 そりゃそうですよね。遠く平泉や鎌倉にいきなり現れて、「義経です」と言っても顔を知ってるハズもなく、 偽者でも分からないですよね~~! その時に、常盤からもらった笛ですよ!ということになったのです。 そう、正に義経の身元を証明する笛だったのです! その他、宇治川の先陣争いや、一の谷、壇ノ浦の屏風絵などなど、興味深い作品をたくさん見て目の保養をしたのでした。 喫茶室でお茶を飲んで、またゆっくり回りました。 とても有意義な時間で、入館料の千円も全然惜しくなかったです。(普段は二百円なんだけど…) もしよかったらクリックして下さいませ~人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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