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カテゴリ:旅行
引き続きスペイン立ち飲み記をお送りします!
いよいよ旅行も5日目。 北岸のサンセバスティアンから中央部のマドリッドへ飛行機で移動する日。 サンセバスティアン空港がまた良かった! フランスまであとわずか2kmという郊外。 2階建て、滑走路1本の小さな小さな飛行場。 搭乗まで時間が空いたので付近を散歩。 バルにも1件だけ行って昼ビール。 こういう小さな街でも必ずバルがあって、 薬局やタバコ売り、宝くじ売りも兼ねている。 だからコンビニを見かけないんだなぁ。 のどかで静かで落ち着く。 旦那Aの実家がある筑波みたい。 猫ものんびりしている。 1時間でマドリッドの空港に到着。こちらはさすが首都、デカい! ホテルまで地下鉄で移動。さっさと荷物を置いて、昼食へ。 私の超お気に入りとなった「ハムの博物館」の意、 「ムセオ・デル・ハモン」へ! ここは半分は肉屋、半分は立ち飲み屋。 美味しい肉が安い早い美味い! そして街のあちこちに支店があって気軽に入れる。 お酒を頼むと無料のお通しも出てくる。 このサラミ盛り合わせも絶品! こんなに気前良くっていいのか?さすが肉屋。 バルセロナでもバスク地方でもお通しは出なかったけど、 マドリッドでは大抵出てきた。これもまた嬉し。 生ハム2種盛り合わせも注文。食べたそばからヨダレが止まらず。 生ビール追加したら、また無料お通しくれた。 ほくほく。オリーブ大好き。いくらでも食べられる。 りんご酒、シドラも注文。酸味で胃がスッキリ。 腹もふくれた。少し散歩。 1階のテナントに美味しいバルが沢山並ぶマヨール広場。 旅の間に何回もお世話になりました。 マックでカフェ・コン・レーチェ(=カフェオレ)で一息。 作戦会議です。 実は今回の旅、バスク地方の情報は雑誌で集めてきたけど、 マドリッド情報は「地球の歩き方」のみ。 心もとないので本屋でガイドブックを探すことに決定。 そしてスペイン語の現地ガイドブックを1冊購入! "De tapa en tapa por Madrid" (多分「マドリッドの酒の肴色々」みたいな感じだと思う。) ちゃんと読めなくても、何処がオススメかは解る! そしてこの作戦は大成功! 老舗で安くて美味い店に行き当たることとなりました。 この手はこれから各地で使えるわ。 まずはバルが開くまで散歩。 (ほとんどのバルは昼と夜~未明の営業で、夕方は休憩。) スペイン広場。 ローマにもスペイン広場があるけど、これぞ本場? 焼き芋、焼き栗の屋台がよく出ていた。 沢山歩いて日が沈んで。 マシシユルーム(!)の店「メソン・デル・チャンピニョン」で、 またバルの人となる。 さすがマッシュルーム専門店。 熱々をほおばってビールもワインも進む! でもねこの店のBGMが大変なことになっていたのです。 途中からシンセ打ち込み弾き語りオジサンが演奏し始めて、 ボサノヴァから「上を向いて歩こう」まで大熱演なんだけど、 あの・・ どの曲のアレンジもコードも音色も歌もメチャメチャで、 軽く頭痛がしてきて退散しました これがアベレージなら、 旦那Aと私は夫婦デュオでマドリッドで食っていけるかもしれない。。 夜のマヨール広場。少し外で飲んでも気持ち良いかな、ぐらいの気温。 さて、ここで一回ホテルへ退散。 私が疲労困憊してしまって、咳も出てきた、胃も疲れた、 もう今日は食べないでいいやという感じ。 ちょっと眠っても回復しなかったので旦那Aだけ食べに行ってもらった。 私はゆっくりお風呂に入って胃薬飲んでリンゴだけ食べた。 お陰で調子が良くなった。 少し胃と足を休めて明日からまた歩くぞ、食べるぞ! 明けて6日目。 今日は美術館めぐりに決めた。 まずはゴヤ、ベラスケス、グレコなどの作品が並ぶ、 プラド美術館へ。 やっぱり並ぶのね。チケット買うまで20分ぐらいかな。 プラド美術館では宗教画が山のように。 布教のためにも美術が必要で、 だからあれだけ西洋画が発展したんだろうなと思った。 キリストや預言者たちの受難の図も色々あって、 けっこうグロテスクなものも多い。 信者では無い私は客観的に美術として興味深かった。 さて、広い広いプラドを歩き回って足も疲れ、お腹も空いた。 マドリッドはじめとする内陸部の名物料理、コシードを食べるべく、 専門店「ラ・ボラ」へ。 コシードは豆やチョリソー、ジャガ芋を土鍋で煮たもの。 先にその出汁がたっぷり出たスープをいただく。 あ~染みる~! その後、具を食べる。豆に肉の旨味が移って美味しい! 途中で茹でキャベツとトマトソースを乗せて変化を付けてくれる。 お好みで更にハラペーニョや追加のトマトソースもどうぞ、というわけだ。 これは良い。 コシードは量が多いので1品を2人で分けた。 もう1品頼んだスペイン版モツの煮込み「カジョス」。 ああ、一口食べて悶絶。 モツ好きにはタマランチ会長! イタリアで食べたモツの煮込み「トリッパ」はシナモンで臭みを消していたけど、 こっちはニンニクたっぷりで日本に近い感じ。 ああ、大満足。 次は美術館2つ目、地下鉄でソフィア王妃芸術センターへ。 こっちにはピカソのゲルニカがある。 しかもピカソ展をやっていたので、 あちこちの美術館からの貸与品も沢山堪能して満足。 ここも途方に暮れるぐらい広くて、収蔵品が山のよう。 せっかくだから駆け足でザッと一回り見たのだが、 それだけでも見終わったのは閉館間際。 ああ、クタクタです。さあ呑もう、食べよう! 例の現地ガイドブックに載っていたバル、マヨール広場の"Los Galayos"で1杯。 なんだかどっかのラテンバンドみたいな名前だ 勝手にロスガラと命名。 ここで頼んだアスパラ揚げ、美味かった~! ガーリックマヨを付けて食べるのが最高。 またまた例のガイドブックに載っていたバル、"Casa Labra" どうやら1879年創業の老舗中の老舗らしく、 最初に着いたときは超満員どころか路上にまで人が溢れて入れず。 他で時間をつぶしてから再度来てみた。 日本で言えばカミヤバーで電気ブラン呑むのも観光のうち、 みたいな感じなのかな? おつまみはコロッケなど。揚げたて熱々を食べさせてくれる。 最後はパエリヤ。 本当はもっと南部の食べ物なのだが、どうしても米が食べたくて。 パンばっかりの生活は出来ないのだ。 さて夜も更けて12時過ぎ。 でもまだ10度以上ある!やっぱり暖かいわ。 明日は近郊の歴史ある街、セゴビアで半日観光の予定。 おやすみなさい。 つづく お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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