[ RED ]本日の一本!ここのところ、ワインクラスもあったので家で飲んでいたワイン(相変わらず飲んでるが・・・)は割愛していました。 久しぶりの本日は、Cask Wine(カスクワイン)をご紹介します。 カスクワインとは写真のように、箱入りワイン。オーストラリアではポピュラーです。持ち運びに便利でコルク抜きが要らない、沢山入っている(2L~4L)から大勢で飲める、そして安価。 なので、先日のゲイパレードのようなイベント時にはオージーはみな持参しています。 これは、YALUMBA(SA)のCabernet Sauvignon。2L入って19ドルで、お味のほうは当然そこそこですが、ピクニックなどでみんなで飲むときは楽しめるでしょう。 ワインを出すときは、箱の下をくり抜くとそこからプラスチックの蛇口(もどき)がでるようになっているので、それを引き出し、好きな量だけ押し出します。 The Evans Wine Company, Hunter Valley NSW 2000 Shiraz これぞ赤ワインといったような感じの深い色。でも味はシラーズらしいスパイシーさがそれほどなくさっぱりとしていて、多少タンニンを感じるくらい。それほどフルボディではない。 ROSEMONT, Hunter Valley NSW 2001 Jigsaw - Shiraz Mataro Grenache A$10 またしても初耳のブドウ品種を発見(!?)してしまった。Mataroですよ、またろう。股郎? コルクを抜いてグラスに注いだときの香りはとってもベリー(ストロベリーか)。それからシナモンのようなスパイシーな香りがかぶさる。ものすごくさらっとした、まさにイージードリンキングな赤。 Jigsawという名をつけてあるように、シラーズのリッチなスパイシーさに、あまり特徴のなさそうなタイプのマタローとグルナッシュとをうまくブレンドさせて飲みやすくしてあるみたい。 Barossa Valley LANGMEIL, SA 1999 Shiraz A$30+ バロッサ・バレーのシラーズは世界で一番おいしい、という人もいるそうです。ワインアドバイザーに薦められた一本。アドバイザーさんもいっていましたが、日本では送料や関税の関係でオーストラリアワインはあまり入っていないのですが、そうでなければフランスワインで5000円だすなら同じくらいかそれよりもおいしいオーストラリアワインが半分くらいの値段で飲めるのに、だそうです。 グラスに注いだときのオーク(樽)の深い香り、まったりとしたルビー色。タンニンのきいたミディアム~フルボディの味わい深いシラーズ。 “A meal without wine is like a day without sunshine.” – Louis Pasteur これを理解してくれる人と一緒に飲みたいワインだなぁ Chateau Yaldara, SA BIN 317 Dry Red A$9+ またまた出ました、Yaldaraのひときわ安いワイン。 で、やっぱりな、の・・・・・ま、まずうぅ! DRYというよりサワー(酸っぱい)よ、これは。 さすが格安オーストラリアワインでも赤で10ドル以下はダメか? それ以前に、ブドウの品種も名乗っていないようなやつを買うとこうなってしまうという、いいレッスン。 TYRRELL’S Long Flat Red, NSW 2000 Cabernet Shiraz Malbec A$10+ ハンターバレーでメジャーなメーカー、ティレルズのロングフラットというぶどう園で作られたものです。このロングフラットを銘打ったワイン、たくさん売られています。カベルネのベリー系フレーバーにシラーズのスパイシーさとマルベックのフルーティさがブレンドされた赤。 POET’S CORNER, NSW Vintage 1999 Shiraz Cabernet Sauvignon Cabernet Franc 由紀ちゃん差し入れの、なんともかわいらしい名前のNSWの赤。ボトルのトップの部分に詩がかいてある。 ‘You must never admit a suggestion That old things are good to recall, You must never answer the question “Was I happier then, after all?”’ 昔はよかった、なんて意見を決して受け入れてはいけない。 「じゃあ自分はその時幸せだったのか?」、という質問に決して答えてはいけない。 ワインは人を詩人にするのですねぇ。どんな人でも詩人にしてしまうのがワイン、なんでしょうか。 (ただ飲んだくれてるだけだろ、なんて言わないで) Hardy’s NOTTAGE HILL, SA Vintage 1999 Shiraz A$8+ おなじみハーディーズ、ノッテージさんとこのシラーズです。安いけど99年ものだからはずしはないでしょう!? Penforlds KOONUNGA HILL, SA Vintage 2000 Shiraz Cabernet Sauvignon ペンフォールズは著名なだけあってはずれがない、という感じ。これはシラーズとカベルネ・ソビニョンのブレンドで濃さとうまみがうまく溶け合っているよーな味わいでした。 HONEYTREE Estate Hunter Valley, NSW 1999 Shiraz 友人のとっておきということで開けてもらった一本。Wine State Magazineによる2001年のナショナル・シラーズ・テイスティングで4☆半をとったというのはものすごいことなのか私はよく知らないけど、普通のショップでは売っていないらしい。しかしやっぱりおいしい!ハンターバレーにこんなおいしいワインがあったんだ。しかも私のシラーズの観念を変えたといっても過言ではない!深い香りにまったりねっとりとした味わい。これぞ赤の醍醐味っ・・・って言う単純なのが私の感想ですが、ラベルによると、「深いインクのようなルビー色の赤、タバコとシナモンとベリーにペッパーをちりばめたような官能的な香りの後、杉の樽香をまとったドライで粘りつくようなタンニンを味わい残り味はプラムとチェリーの芳香・・・・」と、まさに的確に口で説明すればそんな感じ?としっかり解説されていました。このワイン見つけた方、買い、ですよ! 注:後日ワインアドバイザーさんに聞いたら、このワイナリー殆どリテイラーにはおろしてないらしい。あってもわずかなレストランで見かけるくらいとか。 WYNDHAM Estate,Hunter Valley NSW 2000 Cabernet Savignon Shiraz Ruby Cabarnet オーストラリアではこのように数種類の葡萄のブレンドも多いのですね。でも感想は・・・白にも出したけど本日は「一本味わう」って訳に行かなかったので写真紹介だけということで。 WYNNS Coonawarra Estate,SA 1999 Cabernet Shiraz Merlot Penforlds KALIMNA,SA Vintage 1998 Shiraz Jacob’s Creek,SA 1999 Reserve Shiraz A$18+ Hardy’s, S.A. Regional Reserve 2001 Merlot A$8+ またまたポピュラーなHardy’s。これはどこでも安くで売っている。2001年という非常に若いものであるけど、「やっぱりMerlotはおいしいな♪」と思った一口。色の薄さの割にとろりまったりとしたボディで、まろやかで甘みのある赤。飲みやすい。 Hunter Valley, NSW ‘SANDALYN’ 1999 Conservatory Shiraz A$18+ NSWといえば、のワイナリー、ハンター・バレーのシラーズ。オーストラリアン・ワイン・センターというちょっと高級ワインを卸しているお店で奮発した一本。といってもこの値段は日本で言ってもお手ごろ価格のほうだとは思うが、ここオーストラリアでは日常に飲むワインにはたいがい10ドルも出さないので。 はじめの香りはオークが強い感じ。でも飲んで見ると見た目とは違い薄い印象。軽い。量を飲むにはいいかも。一口目の魅力は少。 Langhorne Creek, S.A. Lake Breeze 1999 Bernoota, 50% Shiraz, 50% Cabernet Sauvignon A$24+ これこそまさに日常飲みには奮発ものであるが同じくAWCで。今年の一押しワインとしてリコメンドされたもの。 はじめのアロマはつんと鼻に刺す。色もグラスの向こう側が見えないくらい濃い。Thickでまろやかな口当たり、Berry系。残り味はシャープ。甘い中にもつーんとくる。スパイシーでもある。個人的に好み。ちなみにSA(サウスオーストラリア州)の1999年はできが良かったらしく、どれをとってもはずれはない、らしい。 LINDEMANS, VIC BIN 45 2000 Cabernet Sauvignon A$8+ お買い得ワインとして安売りされていた。色は濃厚だがそれほどThickな味わいはない。やわらかな口当たり。 若い、というのをすごく感じる。 |