2005/04/15(金)10:02
着ぐるみ後日談2
しつこい。が。
実はこんな一種お笑いのような事件が割と大きく報道されたというのにはワケがある。
現在毎日のようにニュースになっているのがバリ島大麻密輸事件。
オージーの27歳女性シャペル・コービーがバリの刑務所に拘留されている。容疑は大麻密輸。彼女がゴールドコーストからもってきたブギーボードの入れ物に4キロ以上の大麻が見つかったらしい。
運び屋に利用されたとして彼女は冤罪を訴え、オーストラリアでもそれを証明すべく証人探しに躍起になっているが、裁判は進んでいて、もし有罪がきまると銃殺刑になる。
なわけで、コックス氏も、自分の“動物コスチューム入れ”および“着ぐるみ”になにか細工をされて大麻でも入れられたらたまらん、とあせった。
恐いけど本当の話!・・・でもこの話、どっかできいたことないか?
冤罪事件といえば、メルボルンで10年刑務所にはいった日本人女性。
やっと昨年釈放されたので記憶にもまだ新しい。10年前にマレーシア経由でオーストラリア旅行に来たところ、スーツケースに大麻が仕込まれていた。
運び屋と断定された彼女は、そのころ通訳もろくにつかず裁判でもあくまでも不利なまま有罪として拘留されてしまったわけだ。
死刑にならないまでも、10年間とは痛手ではないか。
他人にやったことがそのまま自国民に跳ね返っているじゃん・・・といういぢわるな見方もできなくはない。
ただ、いまドラッグに関してはオーストラリアではかなり大きな社会問題になっている。多くの若者が合法ドラッグに安易に手をだし、事故や事件を引き起こしている。
今朝も、オージーの学生が香港でドラッグがらみの事件を起こした、とニュースでやっていた。
東南アジアでは麻薬密輸は死刑確定だから、運び屋になど利用されたら一環の終わり・・・気をつけましょう。