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4月の初旬に,吉祥寺の曼荼羅というライブハウスに行った。福島いわき時代の友達の,アコースティック弾き語りライブを見に行った。この日は4人の弾き語りだった。僕の友達ミカタケイゾーは,まだ26歳くらいで若いが,世界を見ているし世間のインチキも見抜いている。ちょっとした世間の出来事がいろんなことに繋がっていることも分かっている。男女の争いだって,互いの思いやりがなければ戦争になってしまうと,声を限りに歌っている。「男女大戦」という曲,良かったし心に響いた。
しかしながら,他の出演者は駄目だった。みんなギターや歌はうまい。でも内容は,「つらいけどがんばって」とか「きみの手を握ってどうのこうの」という甘ったるい励ましもしくはラブソングである。励ましやラブソングが全部だめというわけではないけど,自分の言葉で自分の感情を歌わないと響かない。他の出演者のは表面的だけ心地よい,借り物の言葉の羅列のように感じられた。これで入場料が1800円,しかもドリンク代を別に買わされる。曼荼羅,高すぎるぞ!殿様商売である。ノルマだって相当課しているに違いない。 さらに怒りに追い打ちをかけるのが,出演者たちの情けない言葉。「いいと思ったら拍手とかしてくださいね」「今日のお客さんはノリが悪いなー」などなど,オレは「拍手が無いのは,オマエの演奏に魂がないからだろうが」「ノリが悪いのはオマエの言葉にメッセージがないからだろうが」と言い返したくなるが,ビールを飲んで我慢する。なんで客がアーティストを盛り上げてやらねばならんのか?もっと自分の音楽や表現に忠実であるべきだ。客の拍手なんかを期待するなら,人前で演奏なんかするな!と言いたい。表現者は人の意見を聞かないほうが良いのです。自分の演奏を「これだ」っていう覚悟でやる場合は。 しかし老舗のライブハウス,あぐらをかいていないで,もっと安い値段で将来のある若いアーティストを育てて欲しいものです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年04月27日 00時08分15秒
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