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カテゴリ:小説&絵本・童話のはなし
【あらすじ】 音道貴子。年齢、三十と少々。職業、刑事。離婚歴あり。 深夜のファミリーレストランで突如、男の身体が炎上した! 遺体には獣の咬傷が残されており、警視庁機動捜査隊の音道貴子は相棒の中年デカ・滝沢と捜査にあたる。やがて、同じ獣による咬殺事件が続発。この異常な事件を引き起こしている怨念は何なのか? 野獣との対決の時が次第に近づいてきた。女性刑事の孤独な闘いが読者の圧倒的共感を集めた直木賞受賞の超ベストセラー。 おチビの役員の任期が終了して、ちょっと時間が取れるようになってきたので 前に読んだ本の紹介などを少しづつしていこうかな、と思っています。 【凍える牙】はずーっと家にあった本で、でもあまり興味を持てなかったのでしまいっぱなしになっていた本でした。 (確か友人が本を貸してくれたついでに要らないから・・・とくれたんじゃなかったかな。) 春休みの帰省で暇だからと持って行ったのですが、読んでみたら面白くてすっかりハマってしまいました(笑) 読んだ翌日にブックオフに行って「音道貴子シリーズ」を大人買いしちゃいました 主人公が女性であり、男社会の中で孤立しつつも自分を見失わずに頑張る姿は、やっぱり同姓としてつい応援したくなりますよねぇ。 しかも「女だから・・・。」と蔑視されていても自分に非があり反省すべき点は反省する音道刑事の姿は、尊敬するしそうありたい、と憧れます。 そんな抑圧された中で終盤の音道刑事がバイクに乗って活躍する姿がまた開放感が溢れていて 音道刑事ではないですが、ずっと続けばいいと思ったし作品中の悲劇や哀しさが緩和されていたような気がします。 音道刑事を悩ませた叩き上げの刑事滝さんも最後には「また登場して欲しいな。」と思わせるシーンがあり、そう思った読者も多かったのか?その後の短編・長編でも登場したのは嬉しかったですね。 (音道刑事的には微妙~な部分も多かったようですが・・・。) この作品を読む前は「乃南さんの作品を読むのは初めて。」と思っていましたが ブックオフで探している時に実は以前にも読んだ事があると気づきました。 「ごめん。もう、会えない」。東京オリンピック開会式の前日、婚約者で刑事の奥田勝から、電話でそう告げられた萄子は愕然とする。まもなく、奥田の先輩刑事の娘が惨殺され、奥田が失踪していたことも判明。挙式直前の萄子はどん底に突き落とされた。いったい婚約者の失踪と事件がどう関わっているのか。間違いであって欲しい…。真実を知るため、萄子はひとりで彼の行方を追った。 この作品は新聞小説として連載されていて読んでいました。 ちょっと切ないタイトルで話も切なかったので今でもしっかり内容を覚えています。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
April 24, 2008 04:19:51 PM
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