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2004.06.14
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片山洋次郎・著 ちくま新書

 この本を手にしたのは、原因不明の肩こり(というか、肩甲骨のあたりの疲労)に悩んでいたときでした。あまりに気分が悪いのでつぼ押しマッサージにかけこんだら、その後余計に悪くなって。。。 いつもお世話になっている鍼灸院にいく羽目に。
 
 知らぬ間に身体のどこかが緊張してるんですねえ。

 この本のあちこちに、身体をゆるめるためのヒントがあります。
 私がまっさきに実践したのがあくび。
 頭や目が疲れていると首が緊張し眠りを邪魔するという。意識的にあくびをすると頭の痛み、目の疲れがとれるとか。 唇は閉じる方向のまま、アゴを開こうとするとあくびができるって。なんどもしていると涙がでてきて緊張をゆるめてくれる、ということで、なんどもなんどもやりました。

 ストレスがたまるというときには胸の中央部分が緊張してるらしい。現代社会はこの部分の緊張度を高めるそうだ。
 慢性疲労症候群といわれている人には、胸がねじれて固くなっている人が多いという。こういうときは呼吸を深くして下腹部に力を集中するといいそうです。
 身体の距離感のとれない閉鎖的空間、、、家や学校など、、、で、問題が起こりやすいことを自覚して、最初から適切な距離を持つことは難しいと思っていた方がいいと著者はいいます。完璧よりも、いいかげんに。外部をとりこんでいこうと。
 距離を保つためには、身体の内側から声を聞く=耳を傾ける姿勢がいい。首を傾けることで胸の緊張は緩まる。ということだそうです。

 内臓と背骨とのかかわりも大きくて、どこかが固まっていると胃腸の動きや睡眠に影響してくる。脊椎や腰椎は、いつも揺らいでいるのがいいそうだ。「身体は呼吸するたびに膨らんだり縮んだりするウオーターバッグである」 背骨がウオーターバッグの中に浮かんでいるっていうイメージがつかめれば、固まらない体をゲットできるかも。

 また現代の人の特徴として骨盤底部の緊張が慢性化しているそうです。(仰向けになって尾てい骨のあたりに違和感がある人は要注意だって!) 骨盤の上のほうが縮むことは快感であり、あるがままの自分を認める自信につながる。赤ちゃんの指しゃぶりやあくびは骨盤上部を縮めるらしい。しかし何でも禁止され、我慢をしいられると、ギャクに骨盤の底部が緊張するらしい。底部の緊張を受け入れる体は、他者の評価でしか自分を認められなくなる。抑圧を受け入れ頑張る体勢は、他に評価されることで支えられているが、他に依存しているために非常に不安定。
 
 「骨盤底部のドーピング効果」と名づけられた骨盤底部の緊張の慢性化は、最近特に増えていて。頑張りすぎややりすぎ、言いすぎ、過敏、拒食や過食、感情の起伏の激しさ、、といった傾向が見られると。特に才能のある人がはまりやすい体勢だそうです。自立や前向きを強迫されている身体。その内側の感覚を取り戻そうと著者はいいます。

 私の身体も何かの緊張で悲鳴をあげているのでしょうか。 ゆるゆると、まったりと。身体の声を聞いてあげなくっちゃ。
 
 





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Last updated  2004.06.15 03:58:02


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