カテゴリ:触手話(盲ろう)・・
「終った!ホッ」と目を離し読み取り席から立ち去って・・・・
ふと振り返ると・・・「ありがとう。今まで苦しかった・・・」と手話表現! ガ~ン・・・・マイクに手が届かない! またまたやってしまった失敗から一年が過ぎて 今年もまた「第3回京都手話フェスティバル」がやってきました。 2月16日(土) 午後1時~ 京都新聞社ホールにて そのガ~ん読み取りを担当した盲ろう者が昨年は最優勝賞となった 例年、優勝者が次年度の司会を担当することになっていて 彼女に打診したら、「やりたい!」と前向きな返事が返ってきた 司会者は手元に原稿を置き確認しながら進行していく。 これは当たり前で・・・・ 今回は原稿が見えない盲ろう者です。 触手話が中心で、点字で確認する習慣もない彼女 司会を担当するには・・・・・ 原稿 丸暗記です しかも、挨拶される人の役職、名前、 順番、、、、、全てです。 unitより年上で・・・・お年頃 通訳介助を担当するろう者たちと練習を始めました。 介助者の都合もあり、ほんの数回しか練習ができません。 その数回に覚えるのです。 普段から、見て聴いて確認することに慣れているunitは 見てるだけで『すごーい』のひとことです。 ただ全てを担当するには膨大な量で 半分は昨年の優秀者に手伝ってもらうことになった・・・ それで、unitは、昨年に引き続き彼女の読み取りを担当するのです。 昨年はビデオ応募で、当日は原稿なく手話見ながら読み取りました。 最後に早く退席しすぎて失敗も・・・・ 今年は、原稿もあります。けれど、彼女は聞こえないし見えない! もしものときのフォローをどうするか・・・・ 介助者の合図の出し方、声のつなぎ方・・・・ やはり事前練習をしないとなあと・・・・ ちょっぴり不安も抱えつつ・・ 「どうなるやろなあ?楽しみ~」 そんなワクワク気分も背負って・・・ 2月16日は、「いざ!出動!」 お近くの方 ぜひ 見に来てくださ~い また、今年もいろんな方の手話スピーチが楽しめます。 こども手話スピーチもあります ~ 昨年のブログより 彼女のスピーチの内容です。~ テーマ「盲ろうの仲間と出会って」 『小学校から高校まで京都府立ろう学校育ち・・・ 23歳で結婚、子育て・・・太陽がまぶしく感じられるようになり 35歳ぐらいからみえにくくなり、45歳では、バスの番号表示や 買い物で商品の見分けがつかない、人の顔がわかりづらい・・・ 視野狭窄が進み、家族との会話も滞りがちに。。。 何かを聞いても「後で・・・」となり、病名は網膜色素変性症とわかり 生きる気力を失い自殺未遂。 その時の家族の驚きや嘆き! それから50歳で完全失明、 そして、その後の盲ろうの仲間との出会い。触手話との出会い! 京都盲ろう者ほほえみの会設立、みんなが集える場や、作業所がほしいと 行政との交渉、そして昨年の大阪堺市での全国盲ろう者大会では2部の司会を 努めることになり、ドキドキしながらの大役もみんなから褒められ嬉しかったこと。 これからも盲ろうの仲間と共に頑張りたい。皆さんもご支援を・・・』 そんな内容を一気に手話で語りました。 賞が決まり、感激の涙には、様々な想いが込められていたのだと思う。 http://plaza.rakuten.co.jp/syuwaunittomo/diary/200702030000/ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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