話飲徒然草(S's Wine)

2024/06/07(金)17:02

「ここで差がつく!英文ライティングの技術」

語学・資格・学び直し(76)

週に1~2回、かかさず英会話に通っているものの、上達の度合いはカメの歩みのごとしである。 日常的に英語を使用していないので、どうしても瞬発的に言いたい単語が出てこない。 それに加えて、私の会話は、三単現のSや時制、前置詞、冠詞など、日本語で言うところの「てにをは」がかなりいい加減である(頭では理解していても、焦ってつい単語が先に出てしまう)。ワンコイングリッシュでは、上級クラスであっても、その辺はかなりアバウトだったし、ミスをしても講師は指摘してくれなかった。しかし、NOVAに行くようになって、同じクラスの生徒たちはその辺がしっかりしていることに今更ながら気づかされた。そもそも「言い換え」や「コロケーション」といった概念は、ワンコイングリッシュではほとんど無縁だったが、NOVAではレベル分けなどの重要な指標になる。 まあそんなわけで、私の話す英語は、まったくもってIntelligent でないのだ。 それで、「急がば回れ」だと思い、最近読み返しているのがこの本だ。 ここで差がつく!英文ライティングの技術 [ 鈴木健士 ] 価格:1,980円(税込、送料無料) (2024/6/4時点) 英検1級の受験時に購入し、軽く流し読みをしただけで、その後本棚で埃をかぶっていたものである。今あらためて読んでみると、まさに私が会話で用いているような稚拙な文体を、論文などで使えるような文章に修正するための方法論が、会話形式で面白おかしく書かれていて、日ごろの英会話にも大いに使えると思った。 思えば、私が英検1級を受験したときは、こうしたプロセスを端折って、完成形の文例をほとんど暗記のように覚えていただけだった。だから応用の範囲が狭く、記憶の忘却とともに、どんどんメッキもはがれてしまった。 (英検1級は教則本の類が充実しているので、私のように大した語学力がない者でも、受験勉強よろしく準備すれば、結構合格できるのだ。) いまさら英作文の教則本というと、ひどく遠回りに聞こえるかもしれないが、基本に立ち戻ってしっかりと整えられた文章をアウトプットできるようにすることがむしろ上達の近道になるのではないかとさえ思っている今日この頃である。

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