食べたり読んだり笑ったり

激安な定食屋さんで昼ご飯を食べました。鯖の味噌煮と菜の花のお浸しと豚汁とミニご飯で三百円とすこし。

好きなお皿を選べる定食屋さんだと他の人が選んだおかずがやけに美味しそうにみえます。左隣りの席の人が食べてた納豆のあえものがうらやましかった！向かいの席は年配のご夫婦で、お料理の原価計算を始めました。そんでもって、自らの料理の選択にご満悦。

右隣りは若いカップルさんで聞くともなしに会話が聞こえます。

「今日いい天気だから今から動物園に行きたい！」
「ほんとに行きたいんなら自分で交通機関調べて計画たてるんだよ、」
「えー。私行きたいところに行けたことのない方向オンチなのにー。」

わざとカウンターに肘をついて、お行儀悪くおにぎりをぱくついてみせながら、女の子。幼ならしい自分がいかにかわいくみえるのか、計算つくされた愛らしい表情。
うまい、うまい。

わっと学生風の男の子５人、揚げ物のおかずばかりを山盛りにして席につきます。まだお昼だってのに「眠いから明日起きれないよ、俺学校行けないよ。」

今日は市民球場におでかけする予定だったんですが、連れの仕事の都合で急にキャンセルになったんですね。半分はぶてて、ぶらりと入った定食屋さんだったのですが、見聞が広がりました。

人の振りみて我が振り直せ。さてと、私はどんな風に「誰か」に観察されてたのでしょう。なんか、たのしみ。