カテゴリ:うた
小沢くんがね、なんて呼んでいたっけ。友達でもないのに。
昨日、酔っ払って自転車をこいで帰る途中、ビデオCDレンタルショップに寄りました。ふわふわ陳列台をながめていると、小沢健二の名前が目に入って、気がついたら借りていました。 小沢健二 「刹那」 今、私の部屋いっぱいに流れています。 歌詞カードを見ると、小沢くんの横顔のモノクロ写真がありました。ジャケ写だったと思います。ずっと忘れていたのに、ずっと変わらないでいる好きな顔。 やわらかな頬の線も、痛んでいない黒髪も、とんがった鼻も、少し受け口な唇も、繊細な伏せたまつげも、角度によっては虚ろに見える黒い眸も、偉そうにいからせた細い肩も薄い体も、全部。 愛してた。 彼の歌を、詩を、生み出す総て。 (世界が明日、終わるとしても) 私が突然、消失しても。 マリアセレステ号のような部屋の中で、小沢くんの歌だけが、ごろんと流れていたらいいな。 「きっと彼女は涙をこらえて 僕のことなど思うだろ いつかはじめて出会った いちょう並木の下から 」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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