食べたり読んだり笑ったり

今日でピアノの先生とお別れ。先生の本意ではなく、事情から、故郷に帰られることになりました。

美人なのに、あっけらかんと笑って、鍵盤に置いた手の、いつもやさしい人でした。もっと上手になって、先生が「ほら私、教え方上手でしょう、」なんて高笑いするところ、見たかったな。

笑うと部屋の明かりが三割増しになる人でした。「バイオリンの音でピアノを弾いて」って、そんなとんでもない指導。「そうね、ムリね。でもイメージで」って節を歌う。細いきれいな声。

ショパンの「別れの曲」ってあるでしょう？あれを思いっきり明るく、端切れよく弾いてみたいのです。いつか、勢いよく。

音、空に響いてけ。届きますように。