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ようこそ、ももちやん旅の部屋へ

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すばらしき、乳頭温泉郷!

<この旅行で一緒に秋田にいったハマヤちゃんが2003年秋に亡くなってしまいました。もっといっしょにあちこち行こうねって言ってたのに・・・。とても楽しかった旅行の思い出をいつまでも忘れずにいたいと思います>

2001年ゴールデンウィーク、秋田旅行の巻

 秋田は私の初任地です。しばらくごぶさたしていましたが、昨年から数回いく機会にめぐまれました。休職中の私に、秋田支局の後輩(実は同い年)のハマヤちゃんが「秋田行きましょう~」のお誘い!4月にはいってからあわただしく旅行の準備とスケジュールを決めました。ガイドブックと首っ引きで、結局、行き先は「乳頭温泉」「角館」(ちょうど桜がきれいなはず!)そして最後は「秋田市」へ・・
 本とは二人で行きたかったけど、こっちは預ける人もいなくて子連れになっちゃいました~女二人と男児二人旅です!


 4月27日(金)夜出発!
  土曜日になってしまうと列車も混むだろうということで、金曜夜、ハマヤちゃんの仕事が終わってから、行くことにしました。
  予約したのは夜7時の「こまち」。行く先は「田沢湖温泉」です。
  しかし・・わたしとしたことが、お弁当作りに追われているうち、時間のたつのを忘れ、はっと時計を見ると6時20分!まずい!猛ダッシュすれば間に合うかも~と思って外に飛び出したはいいけれど・・・家の前の公園で、財布もチケットも忘れたことに気づきました。あちゃ~!

  地下鉄乗車時間は16分ほど。大手町駅から東京駅までの約5分のコンコースを走る走る、母子三人!でも新幹線ホームはちょっと遠い~走って走って
 走りましたが、ちょうど改札のあたりで「7時」、こまちは発車してしまいました~!
 さあ、どうする!?
 まずは携帯で連絡です。「ごめん!乗り遅れた!」「じゃ、とりあえず行ってるわ」。でも次の7時44分の新幹線は、目的地の「田沢湖」には止まらないんです!7時のが、田沢湖に止まる最後の電車だったんですね~。しょうがない。今夜は「盛岡」下車だ~!
 ハマヤちゃんと相談のうえ、ハマヤちゃんが先に盛岡に下りて、ホテルを探すことになりました。私もimodeであれこれ検索したら、ちょうど駅前にいくつもホテルがあいています。先行ハマヤ嬢に今夜のねぐらの手配を頼み、私のほうは、本日泊まる予定だった「ファミリーオ田沢湖」に電話。ごめんなさい!でもキャンセルさせてくれました。
 泊まりたかったのに残念。
 私たちは、7時44分新幹線に乗りましたけど、喫煙席しかなくて、もくもくのなかでとほほな旅になってしまいました・・
 駅直結のホテルに泊まった初日。「乗り遅れツアー」の初日です・・。

 4月28日(土)
 ホテルをチェックアウトして、新幹線で約30分。最初の目的地、田沢湖にやっと着きました。駅からバスに乗って、田沢湖湖畔まで行きました。乳頭温泉郷には、昼ごろ行くことにして、とりあえず、田沢湖周辺をレンタサイクルで回ることにしました。
 自転車で15分ほど行くと、そこには昨晩本来泊まるはずだった「ファミリーオ田沢湖』が・・・ハーブ園がついていて、ハーブアイスなど食べられます。そこでしばし休憩しました。、
  
 さて、田沢湖畔から乳頭温泉郷までは、バスで約1時間だそうです。バスに乗り込んだ人がたくさんいます。でも・・・途中でどんどん降りていき、終点の乳頭温泉郷まで乗っていたのは、私たちだけでした。
 事前に宿の予約をしようとしたらゴールデンウィークでどこも満室。やっと蟹場温泉がとれたというのに、実際に、そのあたり、人影はありません・・
 蟹場温泉は、乳頭温泉行きバスの終点そばにあります。宿に荷物を置くと、そこに見たのは、窓を覆う「雪の壁」。まだまだ寒いのです。
 
 乳頭温泉郷には、7つの温泉があり、それぞれ一軒宿になっています。どこかの宿に泊まると、「ゆめぐりスタンプ帖」というのが1000円で買えまして、1000円ですべての湯にはいることができるのです。私たちも、スタンプ帖を持って、温泉郷の中でももっとも古くて、そして遠いところにある「鶴の湯温泉」にいくことにしました。
 ここへは、送迎バスに乗らなくてはとても歩いてはいけません。送迎バスは新幹線到着時間に合わせてでているので、乗り場まで、徒歩で下山することにいたしました。しかし。坂を下るだけと思っていたのに、けっこう距離があります。歩いても歩いても、目指すバス停がありません。そのうち、バスの時間が迫ってきました。
 ハマヤちゃんが、『先に見てくる』と走って山を下っていき、いまや出発線としていた送迎バスを、見事止めて待っていてくれたのでした・・(ありがとう!)

 鶴の湯温泉は、380年の歴史があるという温泉です。乳頭温泉のなかでももっとも有名で、実際、マイカー客やバス客など、かなりたくさんの人がいましたいました!
 男女別の露天風呂がいくつもあります。お湯は乳白色でとても気持ちがいいです。お風呂そのものは、そんなに広くはないのです。よく写真などに載っているメーンの露天は、混浴なんですが、実際には、オジサンばっかりが入っていて、とてもとても女性が入るのには勇気がいります(だれもはいっていません)。お客さんがたくさんいてそこらじゅう 歩いている中で、どうやって裸に!?
 というわけで、混浴露天はあきらめました。でもほかの3つのお湯は全部入ってきました。

 しばし休憩して、送迎バスと路線バスを乗り継いで、先ほど私たちが降りたバス終点まで行きました。
そこから、徒歩でしかいけない孫六温泉が、次の目的地です。川沿いの道を歩くこと約15分。すでに夕方になっています。
湯治場らしい雰囲気をのこした孫六温泉は、雪のなかにありました。
 露天風呂は、雪景色を眺めながら。ほかにも、内湯、それから混浴温泉がありました。

 また歩いて、今日の温泉めぐりは終わり。徒歩にて、蟹場温泉に戻りました。

 蟹場温泉では、山菜の豊富な 夕食でした。食堂には、かなりたくさんの人たちが来ています。
 この温泉は、付近に沢蟹がたくさん住むところから名づけられたそうです。
木と岩の内湯があるほか、『唐子の湯』というひろ~い混浴露天風呂が、少し離れたところにあります。
 夕食後、女性専用になる時間帯に行きました。雪が残っているだけあって寒いです。
 
 露天風呂からは、満天の星が見えました。そして「あっ、流れ星!」というタツヤの声に空を見ると、なんとも大きな赤い流れ星がす~~っと流れていくところが見えました。ほかのお客さんたちもみんな見ていました。
 『願い事が間に合わなかった~』というタツヤ。でもラッキーだったね!
 
 明日は角館に行きます。(つづく)

 ・次の日へつづく


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