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植村式ビジョントレーニング👀【両眼視・動体視力・深視力・周辺視野】視覚機能向上とその効果とは❗️

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2015.09.05
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こんにちはスマイルスマイル

今回は、前回の症例の続編です。

前回までは、検査器械を使わない状態で

視機能を分析しましたが、今度は器械を使い

理論的な数値を計測して対応を考えます。


第73回からの続き

------------両眼視機能検査----------------

「近方眼位障害による眼性疲労」


■遠方水平眼位・・・米国式

  遠方水平眼位・・・2△BI(2△外斜位)
 
  検眼.jpg

  遠方を見ている時の視線のズレが外側に
  ややズレていますが、この程度のズレは
  まったく問題となりません。
  このズレは、そのままだと脳内でダブル
  (複視)となるため外眼筋を使いズレを
  補正します。

斜位テスト.jpg
  外眼筋~1.JPG

■遠方水平眼位・・・ドイツ式(ポラテスト)

  遠方水平眼位・・・2~3△BI(2~3△外斜位

  上記米国式とややばらつきがでるがほぼ
  変わらない数値がでます。

 ポラテスト正位.jpg

 
■遠方上下斜位検査

 遠方上下斜位・・・0 (上下ズレなし)


■遠方融像幅テスト

 遠方視時での視線のズレを補える筋量の測定

 内側に寄せる筋量(輻輳力)・・・分離15△
 外側に開ける筋量(開散力)・・・分離3△

 外斜位の人は外側に眼球がずれるため物にピント
 を合わせるには内寄せの筋肉を使います。
 この場合は輻輳力を使い物を見てます。この人は
 輻輳力を(分離15△)もっているので2△のズレ
 程度であれば余裕でカバーできます。

 外眼筋2.jpg


----------近方検査-------------

■近方水平眼位・・・米国式

 近方水平眼位・・・6△BO(6△内斜位)

 近くの文字を見る場合(40センチ)で眼位が
 内側に入りすぎるため入り過ぎた分眼筋を使い
 眼球を正規の位置に戻している。カバーテスト
 でのズレを数値を計測しております。
 
 これによる「調節性輻輳」AC/A比は、9.6△と
 なります。(高AC/A比)このような眼の状態の
 人は、近方視で眼位が内側に入ってしまうため
 非常に眼がつかれます。
 眼鏡で調整するか、ビジョントレーニングで、
 外眼筋の強化が効果的です。

■近方融像幅テスト

 近方視時による上記眼位ズレ「6△内斜位眼」を
 外眼筋の筋力でズレを戻し複視にならないように
 がんばってます。

 眼球を外へ向ける筋量・・・ボケ点7△
              分離12△あり

 ズレの「6△BO」に対して筋量でのボケ点が7△し
 かないため非常に疲れることと複視をおこします。

 ズレに対して2倍の筋量があればこのような症状
 はでにくくなります。
近方斜位検査.jpg

■老視テスト・調節緊張テスト

 中高年や高齢者では、調節力テスト、老眼テスト
 です。

 若い人に対しては、過度に調節を働かせてないか。
 長時間の近業仕事やスマホ、PCを見ることにより
 眼内の水晶体が膨らんだ状態で元の厚さに戻って
 ないことを表します。

 老視.jpg
 

ポラテストやウォース4灯などは斜視や斜位の程度

両眼視の状態、不等像などその人の視機能状態に

よって計測します。


この症例の人の問題点は、近方での眼位ズレが内

に入り過ぎておりズレを外の筋量を大きく使って

ピントを合わせるためにこのような症状がでてい

ます。当然やや大きな近視があるので、眼鏡かCL

が必ず必要ですが、近視の度数を強くすればする

ほど眼位を内に入れられるために疲れます。この

ような人は近視のやや弱めの眼鏡、CLを掛けるか

多焦点レンズは効果があります。(サポートレン

ズなど)


今後も両眼視機能検査の症例をご案内します。

大笑い


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最終更新日  2021.04.02 17:46:55
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