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カテゴリ:認知症予防 ビジョントレーニグ
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US-VT ビジョントレーニング TARA changブログ https://tarachang.hatenablog.com/ こんにちは 今回は、前回の症例の続編です。 前回までは、検査器械を使わない状態で 視機能を分析しましたが、今度は器械を使い 理論的な数値を計測して対応を考えます。 第73回からの続き ------------両眼視機能検査---------------- 「近方眼位障害による眼性疲労」 ■遠方水平眼位・・・米国式 遠方水平眼位・・・2△BI(2△外斜位) 遠方を見ている時の視線のズレが外側に ややズレていますが、この程度のズレは まったく問題となりません。 このズレは、そのままだと脳内でダブル (複視)となるため外眼筋を使いズレを 補正します。 ■遠方水平眼位・・・ドイツ式(ポラテスト) 遠方水平眼位・・・2~3△BI(2~3△外斜位) 上記米国式とややばらつきがでるがほぼ 変わらない数値がでます。 ■遠方上下斜位検査 遠方上下斜位・・・0 (上下ズレなし) ■遠方融像幅テスト 遠方視時での視線のズレを補える筋量の測定 内側に寄せる筋量(輻輳力)・・・分離15△ 外側に開ける筋量(開散力)・・・分離3△ 外斜位の人は外側に眼球がずれるため物にピント を合わせるには内寄せの筋肉を使います。 この場合は輻輳力を使い物を見てます。この人は 輻輳力を(分離15△)もっているので2△のズレ 程度であれば余裕でカバーできます。 ----------近方検査------------- ■近方水平眼位・・・米国式 近方水平眼位・・・6△BO(6△内斜位) 近くの文字を見る場合(40センチ)で眼位が 内側に入りすぎるため入り過ぎた分眼筋を使い 眼球を正規の位置に戻している。カバーテスト でのズレを数値を計測しております。 これによる「調節性輻輳」AC/A比は、9.6△と なります。(高AC/A比)このような眼の状態の 人は、近方視で眼位が内側に入ってしまうため 非常に眼がつかれます。 眼鏡で調整するか、ビジョントレーニングで、 外眼筋の強化が効果的です。 ■近方融像幅テスト 近方視時による上記眼位ズレ「6△内斜位眼」を 外眼筋の筋力でズレを戻し複視にならないように がんばってます。 眼球を外へ向ける筋量・・・ボケ点7△ 分離12△あり ズレの「6△BO」に対して筋量でのボケ点が7△し かないため非常に疲れることと複視をおこします。 ズレに対して2倍の筋量があればこのような症状 はでにくくなります。 ■老視テスト・調節緊張テスト 中高年や高齢者では、調節力テスト、老眼テスト です。 若い人に対しては、過度に調節を働かせてないか。 長時間の近業仕事やスマホ、PCを見ることにより 眼内の水晶体が膨らんだ状態で元の厚さに戻って ないことを表します。 ポラテストやウォース4灯などは斜視や斜位の程度 両眼視の状態、不等像などその人の視機能状態に よって計測します。 この症例の人の問題点は、近方での眼位ズレが内 に入り過ぎておりズレを外の筋量を大きく使って ピントを合わせるためにこのような症状がでてい ます。当然やや大きな近視があるので、眼鏡かCL が必ず必要ですが、近視の度数を強くすればする ほど眼位を内に入れられるために疲れます。この ような人は近視のやや弱めの眼鏡、CLを掛けるか 多焦点レンズは効果があります。(サポートレン ズなど) 今後も両眼視機能検査の症例をご案内します。 ■ブログ引越ししました! US-VT ビジョントレーニング TARA changブログ https://tarachang.hatenablog.com/ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021.04.02 17:46:55
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