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カテゴリ:社会
8月に引っ越しをし、私の家は駅から少し離れた住宅街になりました。
その家の近くには、小さな商店があります。駅ちかのスーパーやコンビニと比べるとずっと、規模は小さいのですが飲料水やビール、菓子類や即席ラーメンなど、ちょっとしたものが置いてあります。 夜も22時くらいまでやっているので、何か足りないモノがあると時々そこに買いに行くようになりました。家の周りにはコンビニがないため、その商店があることでとても助かっています。 しかし、その商店は安いわけでも、品揃えがいいわけでもないので、普段は駅の近くの大型スーパーに買い物に行っています。スーパーで買った袋を下げて、その商店の前を通って帰るとき、なんとなく店の中を覗くのですが、あまり客は来ていない様子です。 正直、これで経営が成り立つなんてすごいな、感じてしまいます。 でも、この商店がなくなってしまうと、ちょっとしたものを買うためにも、駅の近くまで歩かなくてはならないので困ります。おそらく、住宅街に住む多くの人が同じ感想を持つているだろうと思います。 みなさんの周りには、このような商店がないでしょうか? なくなると困るけど、普段はそこまで頻繁に使っているわけではない店。 これからの街づくりを考える上で、この感覚は非常に大切になると思います。 人口は減少し、高齢化はますます進行します。東京圏では当面、高齢者の数も増えることになります。 その時、小さくとも歩いていける商店の存在はいっそう貴重になります。 しかし、もし大勢の人が「貴重な商店」をスルーして、無意識に「安くて、大きなスーパー」に通い続けるのなら、「貴重な商店」は潰れてしまいます。大勢の人が潰れて欲しくないと思っていてもです。 潰れて欲しくないと願っているだけでは、当然、街の商店は潰れてしまいます。街の商店を救う方法は、一つ。 多少高くても、時には意識をして、その商店で買い物をすることです。 価格以外の価値を感じているにも関わらず、価格だけを見て普段は大きなスーパーに買い物に行き、都合のいい時だけ、その商店で最小限のモノを買う。これでは、商店の経営は成り立ちません。 貴重な商店を応援するつもりで、少し買い物をする回数を街の商店に振り分けてみたらどうでしょうか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年08月23日 13時37分17秒
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