御手抜弁当之猫屋

・・息子たちのコト
セガレに関しては 半分以上の任務は完了した、と勝手に思っている。
今思えば 一人暮らしは、ヤツにも あたしにもいいきっかけだった。
セガレが一歩離れたことで、オチビとの関係にも変化がでてきた。
それまでは 庇護され 構われるのを当然のように受け入れてたオチビが
セガレが不在になって 変わってきた。
柔道部に入ったこともあって、他人との関わり方全体を変えざるを得なかったのだろう。
ヤなヤツでも先輩は先輩、間違ってても顧問には従う・・
一種 軍隊のような規律で『 自分が一等賞』的なトコが影をひそめ
そのかわりに ズルさや 手抜きも覚えたようだ。
やっと、多少は進学のことも考えだしたようだが・・
・・遅いんでナイカイ?
オチビに関する任務の完了には まだ時間がかかりそうだ。

・・オーヤンのコト
彼は 一人っ子だ。
不惑を超えた今もそれは見え隠れする。
何に対しても、イマイチ真剣さを欠くような気がする。
本人は そんなつもりはないんだろうが、
他力本願っていうか 助けがあるのを待ってるように感じられる。
最悪を考えない、なんとかナルよ、って根拠のない気楽さ、
石橋を叩くどころか、それがホントに橋なのかさえ確認もせず渡るヒトである。
常時 最悪を想定し、石橋など渡る気がないから叩きもしない性質のあたしとは
ひょっとしたら 適度な組み合わせなのかもしれないが
他の事はともかく金銭的なルーズさはイタダケない。
これはオーヤンvs.オカンの永遠の課題だろう。

一緒に暮らしだして一年を過ぎた。
かなり以前から、ちょくちょく云われていたようだが
最近トミに 義父母から ウチの親にキチンと会え、と せっつかれてるようだ。
少なくとも オーヤンちのお嬢の成人までは（現在小5）
入籍云々はない、ってことは伝えてはいるが
筋を重んじるお義父さん、お義母さんなんで
オーヤンが面通ししたら、多分、続いて御自分たちがいかはると思う。
本当はキチンとした形の入籍、結婚を望んではるのも承知している。
（正月はスンでのとこで、親戚縁者に会わせられるトコだった。）
あたしは、電話の受け答えやコトバの端々で 事情を察してはいるが
オーヤンからキチンと話がないのをいいことに知らん顔している。
・・ズルい？　ヤなヤツかな？

実は、今年の正月、ウチのオヤジにそれとなく話はしたのだ。
案の定 オヤジは拒絶反応を示した。
相手がダレかって問題じゃない。
チャーミーグリーン的相方を失った親父は 自分のことで手一杯なのだ。
苗字がどうなっても娘に変わりはないんだけど
オヤジにしたら、戻ってきてホっとしてたのに（娘のリコンを喜ぶなよな･･）
もう側に居ってほしいってのが本音だろう。
まぁ、ずーっと放ったらかしって訳にはいかんやろけど
どうせ籍を動かすつもりはないんだから、（←あたしはナイ。オーヤンにもない、と思う。多分･･）
あたしは自分のオヤジの我侭をギリギリまでほっといてやりたいと思っている。

ここまで書いてて思った。
オチビも あたしも 成長度は 大して変りないのかもなぁ・・