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ライター大元よしき             “創意は無限”  

ライター大元よしき “創意は無限”  

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2006年01月23日
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カテゴリ:起業家
私はラグビースクールの子供たち、保護者やコーチ、

また、スポーツ教育に携わる方々へ講演することがある。

もちろん私はまだかけ出しだが。

講演したあと、保護者の方から相談事を受けることもある。

その当日もあれば、翌日以降メールでいただくこともある。

そんな時は、「俺も必要とされているのかな」と嬉しくもなる。



人から、組織から、社会から、孤立し無視されるほど人間に

とって辛いことはない。

私はその孤立した側の経験者である。

大学時代私は4年間合宿所暮らしだった。

その1年の時が最悪だった。

体育会の上下関係の苦しみ以外にも、同期の仲間同士の仕事分担で

トラブルを繰り返した。

合宿所では1年生は朝から夜遅くまで掃除、洗濯、食事の用意、

もちろん練習やグラウンド整備など休む時間はない。

そんなとき、翌年の幹部候補に選ばれた私は、体育会主催の

リーダーズ合宿に呼び出された。

周りの同期からはそれが遊びに映ったようだ。

リーダーズ合宿から戻った私は同期からつまはじきにされた。

「リーダーズ…」というところが気に入らなかったらしい。


朝から晩まで、私と会話する仲間は一人も居なくなった。

合宿所内は体育会の上下関係でガチガチだった。

逃げ場は唯一仲間同士の繋がりだけのはずである。

しかし、私にはその仲間がいなくなってしまった。

話かけても無駄だった。

みんなの視線は冷ややかだった。

数ヶ月間、孤独との戦いだった。

私はケガをし練習に参加できなくなってから、

さらに孤独感が増していった。

一人の同期の大病がキッカケで、私たちは絆を取り戻す

ことができたが、人とは何だろうとずいぶん考えた時期でもあった。

無駄にはならないけど、もう二度と経験したくはないことだ。

何が辛いって無視されるほど辛いものはないからね。

でも、いまでは仲の良い仲間たちなのである。



さて、以前にも私が考えるラグビーを書いたが、

今日も同じことを書いてみたい。

講演の最後の締めくくりにする話だ。



ラグビーは体をぶつけ合う競技だ。

もちろんボールゲームであるが、格闘要素が強い。

基本的には一つのボールを両チーム30名のプレーヤーが奪い合い、

相手ゴールにトライ、もしくはドロップゴール、ペナルティゴールで

得点を競うというものだ。

パス、キック、ランニング、当たる、組む、飛ぶ、ラグビーには

いろいろな要素がある。

五体をフルに使うことによって、様々な感覚が養われる。

体をぶつけ合うことによって痛みを知り、肉体の接点に

「生きている」ことを実感する。

発散する汗の匂いや、息遣いを通し、熱くたぎる血や思いを感じる。

土や芝の匂い、汗や涙や血の味もある。

それはまさしく、強烈に「生きている=命」を感じる瞬間なのである。

苦しいときは励まし合い、敵味方に分かれた時は、知力、体力、精神力

の限りを尽くす。

痛く、苦しく、激しい競技の中で、自分の心を強く育て、プレーに責任

を持つことを学び、その尊さを知る。

また、フェアプレーとは何か、信頼感とは何かを、競い合いの中から

学ぶのである。

何も戦いは周りばかりだけではない、本当に苦しいのは、弱い自分と

向き合う時である。

苦しい時、あと一歩をらくしてしまう。

また、相手の強烈な突進に、タックルを躊躇してしまう。

一人になったとき、弱い心との戦いが待っている。

現実の自分を見ることの残酷さは、言葉には形容できない。

弱さを認め、その「一歩」を克服するとき、心の成長があり、

磨かれるのである。

体の大きい者、小さい者、走力のある者、筋力の強い者、ラグビーに

はいろいろな能力や性格に応じてポジションがある。

それがラグビーの奥深さでもあり、魅力のあるところだ。

私は講演でこんなことを語っている。

このあとは「ワンフォオール・オールフォワン」の精神を「思いやりの心」

に置き換えてお話している。



子どもたちに自信を持ってすすめたい競技だから。

機会がある限りこの話をしていきたい。

私はラグビーが好きだ。

ラグビーに出会えたことに感謝したい。

私は名もないラガーマンであるが、

ラグビーこそがわが原点である。


私は事業を通して、パートナーたちとガッチリバインドして、

力の限り前へ進みたい。

雨の日も、雪の日も泥まみれになった時のように、

泥んこが大好きだ。

泥臭く、ひたむきに生きようじゃないか。

いつか大空に、でかくて綺麗な虹をかけてみせる。









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Last updated  2006年01月23日 12時23分09秒
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