カテゴリ:ラグビー
先日平尾誠二さんが神戸製鋼の総監督に就任というニュースが流れた。 正直これには驚いた。 同志社3連覇、神戸の7連覇の立役者であることは 広く知られるところだ。 私の世代では高校時代からスーパースターだった。 花園では別格の光彩を放っていた。 キック1本で「キャー」という黄色い声。 ルックスの良さだけではない、不思議なほどの 存在感を持った人なのである。 その人が現場に戻った。 増保監督の神戸は厳しいシーズン続きだった。 神戸はどこへ……。 この20数年、神戸を応援してきたが、どうも最近は 神戸らしくないと感じていた。 もちろんそれは私だけではないはずだ。 では何が神戸か? ん~よくわからない。
優勝しはじめた頃の神戸は、よくスクラムを押されていた。 けれど、早い球出しからラック、モールを自在に操り パス、コースを巧みを使い狭い中にもスペースを創り 出してトライを重ねていた。 スペースというと広いとか大きいとかイメージを抱くが、 彼らの言ったスペースとは、そういうものではなかった。 肩の向きを変えてやるだけで、ディフェンスの背中にもできる。 ほら、ここにも、こうすればそこにも。 といって私に語ってくれた人がいた。 とにかくよく考えられたボールゲームだった。 当然その頃よりもラグビーは進化している。 それに対応しなくてはならない。 そこへ稀代の指揮官が現場に復帰する。 前季のトップリーグは清宮サントリーのおかげで熱かった。 久しぶりに満員御礼にもなった。 今季は平尾神戸と清宮サントリーが話題となりそうだ。 王者東芝も黙ってはいない。 三洋もいる、トヨタも、NECもいる。 平尾誠二という一時代を築いたリーダーが総監督となって、 新たな風を巻き起こすことができのだろうか。 楽しみでならない。
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Last updated
2007年03月08日 19時05分38秒
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