カテゴリ:物書き
私は著書の中に「努力はいつか報われる」という一文を書いた。
それはトップアスリートの言葉を引用したものだが、 私も同じ意見なので喜んで書かせていただいた。 しかし、どこかでこの言葉を使うと 「うそだ」とか「間違っている」という人がいる。 講演などでは後から、必ず出てくる。 相手がスポーツマンなら、なおさらである。 私もスポーツマンだったのでその意は理解しているつもりだ。 極端なことを言ってしまえば、スポーツとは努力してもかなわない夢が あることを学ぶ(学ばせる)教材だとも言えなくもない。 (私も短い時間軸の結果だけなら確かにそうだと思う) しかし、スポーツに求めるものは勝利だけではないはずだ。 学ぶべきはスポーツマンシップである。 追い求めるべきはその精神である。 ルールを遵守し、レフリーと対戦相手をリスペクトする。 チームメイト、スタッフ全ての関係者に感謝の念を持つ。 その上で最善を尽くし、結果を真摯に受け止める。 そして、その結果を踏まえ、また「前に進む」のである。 こうした生きる姿勢や心を学ぶのがスポーツである。 また、スポーツに限らず社会という人生道場なのではないかと考えている。 ゆえに、「努力はいつか報われる」という言葉は誤りではない。 生涯かけて、追い求めなければならない生きる姿勢だからだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012年07月29日 16時52分24秒
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