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カテゴリ:cats
一度帰宅して病院からの連絡を待ちました。 19時頃と言っていたけれど、外来が遅く終わったようで 19:30過ぎに連絡がしました。
病院に行くとまだ外来のわんちゃんがいました。 その子がお会計して帰ってから、 術衣姿の院長先生が待合室に現われました。
「これから麻酔をかけて手術をします。その前にあいますか?」 「はい」
しっぽは、さっきと同じ体勢でまだお泊まりゲージの中にいました。 手術前の抗生剤の点滴をしたところだそうです。 何でおいていくのよ って感じで、私の顔を見るとにゃあああああとか細く泣いています。
しっぽぉ、これから手術するんだよ。寝てるだけで終わるからね。 待ってるから。ちょっとだけ寝てきてね。
しっぽをなでて声をかけて、しばしのお別れです。
だあれもいなくなって、ほとんどの電気も消されて、 私が座っている椅子の所だけが明かりのついている待合室で しっぽの帰りを待ちます。 1~2時間くらいなかぁ。 なんて思いながら、時間つぶしに持っていった本を読み始めました。
時計は20時・・・・・ ちょっと寒いなぁ、上着を持って来れば良かった。 なんて考えながら本を読んでいました。
1時間経過・・・・・・・・ 1時間半経過・・・・・・・・・・・・・・
2時間経過・・・・・ もう2時間たったけど、まだ終わらないのかなぁ。 受付の窓越しに処置室の奥にある手術室を覗こうとしてみましたが、 ちょうど見えないようになっているのです。 ・・・・・・・・・・・・
あきらめてまた本を読み始めます。 でも、今度はなかなか集中できません。 大丈夫かなぁ。
待合室をうろうろしながら・・・・ 立ったり座ったり・・・・ 集中できない本を開いてみたり・・・・
2時間半経過・・・・・ 奥の方でガチャガチャと 金属の触れ合う音が聞こえてきました。 手術に使った器材を洗っている音です。 あ、終わったんだ・・・・
それから30分くらいして、やっと院長先生が現われました。 パソコンのあるお部屋に連れて行かれ、 術中の写真を見せてくれました。
「腸の方は、問題なかったです。 盲腸の所のリンパ節が少し腫れていましたが、 これは大丈夫だと思います。 腸の方は、便が硬くなっていました。 そのせいでバリウムの流れが悪くなっていたのでしょう。 さて、問題の胃のできものなんですが、 目で見た感じがちょっと悪いもののような感じでした。 で、胃をそのできものと一緒に少し取りました。 それもまた病理に出します」 こんな感じの説明でした。
この後、しっぽの所に案内されました。 しっぽは、まだ麻酔が半分くらい残っているのか 目は開けていて、私を見つけるとにゃあああああ と声を出していますが、身体はべったり床にくっついています。 力が抜けていて、腰抜け状態のカッコです。 そして、お腹には大きなガーゼがくっついています。 ガーゼの脇から毛を剃られたしっぽの肌が少し見えます。 そして、ガーゼの脇から1本の管が“びよ~ん”と飛び出ています。 15cmくらい・・・でてる。とっても邪魔そう・・・ 明日、その管から水を入れて中を洗うのだそうです。
よく頑張ったね。偉かったよ。なでなでなでなで・・・・・
先生 「今日と明日は、絶食です。あさって食事して吐いたりせず、 何でもなければ、お家に帰れると思います。今日と明日は、 栄養の点滴します。」 そして、取った胃を見せてくれました。
3cm大くらいかなぁ。 でも猫にしたら大きいです。 きっと胃の1/3くらい取ったことになるんじゃないだろうか・・・
Y「結構大きいですね」 先生「そうだね、大きいね。私の目で見たところ リンパ腫のようだ。確定は病理の結果を待たなくてはならないけど、 猫のリンパ腫は、抗ガン剤の治療が効く。70%位かな。 とりあえず今日は、このままお預かりします。 明日、何時でも良いので会いに来て下さい。」 Y「はい。じゃあ、お願いします。」
しっぽは、お泊まりゲージの中をよたよた動いて 入り口側にお尻を向けてしまいました。 またなでなでして、明日来るからねと声をかけて 恐怖の館においてきました。
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最終更新日
2006年06月10日 21時34分16秒
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