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カテゴリ:2007年5月
今日は久々(何年ぶりだろ)にレコードを聴いた。
今の人には解らない部分があると思うけど、かなりノストラジックな雰囲気が味わえ る。 LPレコードは私も持ってるけど、この間SPレコードを50~60枚貰ったのでかけて みる事にした。 殆どが私では知らないか、知ってる歌手でもものすご~く若い時の物。 一枚のジャケットに、ポータブルと言う言葉が写真入で印刷してあった。 当時としては最先端の蓄音機・・とでも言う物なんだろうが、値段は25円。 ・・・これっていつの話なんだろうと思いながら曲を聴いていた。 速さは調整しなければならないし、保存も悪いので雑音もある。 『パイロット小唄』だとか『ペダル進軍歌』といった軍歌から『エノケンのやぎ節』 ・・知ってる?。 ホントに聴いた事の無い物が殆ど。 これを集めた人は・・って思うと趣味の広さに感心する。 そうそう・・SP盤は普通25センチで、片面一曲。昔は三分間の芸術って言われたそ うです。 今の時代、CDとかMDは当たり前のように皆が手に入れることが出来るけど、 当時のレコードは、現在小遣いでCDを買うような感覚で買える物ではなかった筈だ と思う。いわば贅沢品。 今は大抵のものは簡単に手に入れることが出来るし、品質も考えられないくらい向上 している。 それなのに・・不平不満の声が多いのは何故? 昔の人は・・我慢して聴いたり見たりしていた訳ではないんです。それぞれに満足す るって言う気持ちを持っていた。 妥協してしまえば進歩は無くなるけど、妥協と満足は違うから・・。 よく、グルメとか通だとか言われてでかい顔してる人がいる。 あれやこれやとケチを付けて、こうでなくてはならないというような事を言う。 結局、始終不足しているんでしょうね満足度が。 だからホルモンの分泌も変わってしまって・・不健康になる。 つまりは、こういう人たちはある意味不幸ではないのかな。 古代ギリシャの哲学者、アリストテレスはこう言った 『幸福はみずから足れりとする人のものである』。 与えられたもの。今、手の中にあるものに感謝し満足出来る人は、 本当の意味で幸せものだと思う。 広い世界を知ること、いろんなものを見聞きして知識を得る事はいい事だとは思うけ ど、 それで不平不満が増えるのなら・・知識って・・何? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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