今年もまた・・・
あっという間にこんな時期になってしまった。時の流れは、否応なしに過ぎていく。この間までアゲハが飛び交い、スズメバチが場所取り争いしていた庭。今、動く物はと言えば風に吹かれる枯葉…。舞う雪…。賑やかに咲いていた花々は、今は山茶花だけがひっそりと。年の瀬といっても、なんか実感がわかない。少し土が欲しかったけども、庭はあんまり掘り返せない。何故なら、日当たりの良い場所の柔らかい土は冬眠には絶好の場所。やたらと掘り返すと、折角良い気持ちで眠ってるカエルやヘビに恨まれますからね。仕方が無いから、雨垂れにに濡れながら硬い所の土を掘り返した。植木鉢に入れて、水気を切ってから部屋に入れるとしよう。小さな苗用のポットを、庭の片隅で見つけた。こんな小さな中にも雑草は育つ。ちやほやされて育てられている綺麗な花より、ポットの中の野良で生えている小さな小さな花にはその意気を感じる水も肥料も…根を張るための土さえも殆どない環境で育ってる。このままではいつかは息絶えるのだろう。だけど…選ぶことも無く此処に生れて生きている。誰に認められることも無い一生。この花の一生は、人に植えられた花も同じ、宇宙の計算し尽くされた一部分かも知れない。ただ…人間の意を介さない処にこの意義らしきものを感じるのは何故…。さて…来年は!!!???!?