テーマ:ヨーロッパ旅行(4253)
カテゴリ:思い出
ヴェネツィア、ミラノ、フィレンツェ三都市巡りの旅も、いよいよ最終目的地のフィレンツェにたどり着きました。
↓今までの写真旅日記はこちらからどうぞ。 ヴェネツィアゆるゆる巡りの旅(サン・マルコ寺院、ドゥカーレ宮殿等) ヴェネツィアねこを求めて島巡りの旅(ムラーノ島、サン・クレメント島等) ミラノ「最後の晩餐」&街を歩く(サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会等) ということで、本日はフィレンツェ編を写真&イラスト日記でお送りします。 <フィレンツェ「ウフィツィ美術館」で絵画三昧&「アカデミア美術館」でダヴィデ像の瞳を凝視する編> ミラノ中央駅から、再び電車移動です。 ミラノからからナポリ行きの電車に乗り込みました。 今度は出入り口付近にスーツケースを置く場所があり、※ホッとしました。 (※ナゼにホッとしているのかは、この日の日記の電車移動の場面をお読みくださると謎が分かります。) 約三時間後、「フィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ駅」に到着しました。 ホテルに荷物を置き、さっそくフィレンツェの街へ繰り出しました。 1.ドゥオーモ~カルツァイウォーリ通り~ウフィツィ美術館~ヴェッキオ橋へゆるゆる歩いてみました ドゥオーモは13世紀末に着工され、装飾も含めると19世紀末に完成した大聖堂です。 白地の壁面に褪せたピンク色と緑色に彩られた大変美しい建物でした。 曇り空で残念 ドゥオーモを通り過ぎ、人通りもにぎやかな沢山のお店が並ぶカルツァイウォーリ通りを抜けてウフィツィ美術館前の沢山の人で賑わうシニョリーア広場に到着しました。 ウフィツィ美術館の前まで行くと時刻は既に午後六時前でしたが、長い入館待ちの列を作っていました。 明日は早めに宿を出て、列を作ることを覚悟しつつヴェッキオ橋の方へ向かいました。 ヴェッキオ橋はフィレンツェで最古の橋で、遠くからの眺めも美しい橋です。 橋の上には貴金属のお店が立ち並び、そのディスプレイを立ち止まりながら見て歩くのが大変楽しいです。 どの店もウィンドーに設置してあるライトを効果的に使用しており、どの店もキラキラ具合が素晴らしく目を惹きます。 当然私は誘蛾灯に引き寄せられるように店の前をパタパタと巡ってしまいました。 しまいには身内に襟首をつかまれる羽目に・・・。 花壇の花までカラーコーディネートされていました。 気のせいか女性までもコーディネートされているように見えます・・・。 2.ウフィツィ美術館 翌日午前8時半に美術館前に到着しましたが、既に列が出来ていました。 (参考になるかも情報:団体・予約者入り口と一般入り口が分かれています。並ぶ前に場所を確認した方が安心です。) 約一時間待って、入館することが出来ました。 ここは三階が入館口になっており、コの字型になった左右の長い回廊を廻って見学していきます。(第45室!まであります。) (参考になるかも情報:時間を気にせず一通り見学できる方は、イヤホンガイドを借りることをおすすめします。日本語のものも有ります。) まだ元気だったので三階まで競歩で頑張って上りました。 入り口前で↑にお出迎え♪されました。 たくましくて素敵です。 ここでは膨大な数のイコンや、聖家族、ピエタ、受胎告知がテーマの作品を数多く観る事が出来ます。 また、ティツィアーノやダヴィンチ、ミケランジェロ、ラファエッロ、カラヴァッジョ等・・・本当に盛り沢山の内容です。 (エル・グレコも一枚だけ確認できました。) 団体客の方が特に立ち止まって鑑賞されていたのは、ボッティチェッリ「春」と「ヴィーナスの誕生」でした。 この二枚は同じ部屋に収蔵されています。 人波が過ぎるまでしばし待つことにしましたが、館内には沢山ソファが備えられているのでゆっくり待ちながら楽しむことが出来ます。 ソファは回廊にもあります。 窓側に沿って沢山置かれているので、ゆっくりと外の景色を楽しむことも出来ます。 私が特に印象的だったのはダヴィンチの「受胎告知」でした。 受胎告知をテーマにした作品は数多く観られますが、他に見られるようにこの作品はキリストを身ごもったことを知らされたマリアの表情に驚きは無く、実にゆったりと構えて受け止めている表情を描いているのです。 もちろん見事な遠近法も確認することも出来ました。 この一枚は是非おすすめです。 また、赤と緑、黄と青の二対の補色使いを衣の色で表現しているミケランジェロの「聖家族」も見逃せない一枚です。 ヴェッキオ橋も回廊の窓から良く見えます。 雨が降ったので川面が濁っていました。 こうして館内を歩き、いよいよ楽しみにしていたカラヴァッジオの「バッカス」が見られるぞ! とわくわくしながら第43室に入ると・・・。 あるべきところに・・・無いのです・・・。 壁にはポッカリと空いたスペースが・・・。 最後の45室まで確認しましたがありません。 ガッカリして、順路を確認しようと壁を見上げると「→・・・カラヴァッジョ・・・」の文字が!!! どうやらカラヴァッジオの作品は別室にまとめられているようでした。 (参考になるかも情報:10月21日時点での情報です。この部屋には他に「イサクの犠牲」や「メデゥーサの首」もまとめられていました。) やっと部屋にたどり着くと・・・ありました!バッカス!!! 注目していた果物の静物部分の描き込みは思ったよりも深く感じられませんでしたが、バッカスの手に持ったグラスに注がれたワインの表面に水紋が出来ているのを発見!ため息をつきっぱなしで鑑賞。。 観終わった時には心身ともにグッタリと疲労感に襲われましたが、鼻の穴が最大限に膨らむ位に満足しました。 カフェで一休みし、ダヴィデ像のある「アカデミア美術館」に向かいました。 (役に立たない情報:ウフィツィ美術館出口前にあるカフェは、すずめカップルが出入り自由です♪チュンチュン店内を飛び回っています。床にツルツル足を取られながら、落ちたパンくずをはぐはぐとついばんでいました。トリ好きの方におすすめポイントです。) 2.アカデミア美術館 以前に「トリビアの泉」で「ダヴィデ像の瞳はハート型になっている。」というトリビアを見て、絶対に確認してこようと密かに鼻息荒く思っていました。 ※ウフィツィ美術館前のシニョリーア広場にはダヴィデ像のコピーがあります。 (また企画展として、RPGの吟遊詩人が持っている楽器でおなじみのリュートも沢山展示されていました。) 雨の降りしきる中、美術館前に到着すると長蛇の列が!!! ・・・・一時間半後やっと入館できました。 ダヴィデ像のある部屋はもちろん大勢の人でにぎわっていました。 さっそくオペラグラスを手に取り、瞳を確認することに・・・。 ドキドキ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・確かにハート型をしていました。しかし、なんとなく喉に小骨が刺さったような違和感が・・・。 というのも、ハート型といわれればそうなのですが厳密には違うな~という印象を受けたからです。 ・・・という事で、イラストにしてみました♪ ↓ ハートの下方のとがっている部分が丸くなっている。。。という感じでした。 イタリアで沢山の天使を見たので、天使でこの瞳を表現してみました。 ・・・納豆は食べたかったのです。 像は筋肉の美しさを見事に表現しており、果実を持った右手首には血管が浮き立ち、重心をかける脚と反対の左足ふくらはぎにも筋肉の隆起を見せています。 (参考になるかも情報:ダヴィデ像の真後ろには弧状に長椅子が設置されており、ゆっくりと鑑賞することが出来ます・・・後姿を。) 翌日は「ピッティ宮」の「パラティーナ美術館」と「ボーボリ庭園」に向かいます。 再びねこ馬鹿本領発揮です!!! ということで、次回は溢れんばかりにねこ大盛り沢山でお送りします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005/11/07 06:31:08 PM
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