懐かしのSL鈍行卒業旅行 紀伊半島一周(S34.2運賃〆て\865)四泊五日の紀伊半島一周のSL鈍行卒業旅行。サブ・タイトル:トンネルの出入りの毎の車両の窓の開閉は、SLに乗り慣れている乗客の大切で重要な心得の一つであった懐かしい時代であった。 仲間は仲良し四人組 な~んと、運賃〆て¥865円也! 条件はたたったの三つ ⇒ 三等席、学割、周遊切符 一泊目は、天王寺から紀勢西線の車中泊 那智で二泊目 滝見て泊まる 泊まったところは 部屋からでも那智の滝全景丸見えの那智観音信者宿泊所「常勝院」 夏のキャンプでお世話になって 一泊風呂付飯付 一人100円也 またまた学生さんと特別扱い いろいろ親切忘れられずに 卒業旅行でまたお世話になった 明けて翌日プロペラ船にて瀞渓往復 ここでも運賃親戚学生特別割引 獅子喰い岩など奇岩の奇景 船に酔ったか、時刻を間違えバスにて木の本駅へ 紀勢西線終点木の本駅 歩いて10分鬼ケ城 鬼が爪にて剥したか 奇形奇岩に子鬼の遊び岩場 ここから尾鷲駅へは鉄路がなくて 国鉄バスの紀南線 矢の川峠でバスもエンジン休憩 上って下って2時間40分 木の本駅から尾鷲駅へとたどり着く 紀勢東線にて相可口駅にたどりつき またまた乗り換え宇治の山田駅 どこに泊まろとキョロキョロしてたら 客引きさんが寄ってきた 一泊二食が500円、一人分だよ~ 周遊国鉄運賃まるまるよりは ちょと安い 明けて定番 お伊勢参りに二見が浦と御木本さんの真珠の見学 名古屋に止まってこれも定番 天気にめぐまれ 慌てたりあせったりするよなハプニングもなく 帰路はゆったりトンネルすくない東海道 SL三等鈍行列車の長旅は トンネルあるたび 窓の開け閉め トンネル長いとタオルで鼻ふさぐも トンネル抜けたら顔ススだらけ これで納得、学生服の黒い 一生忘れぬ思い出になるハプニングだらけの卒業旅行 菜翁が旨さんの卒業旅行の国鉄三等学割周遊切符 (1)一泊目は車中泊 (2)那智で二泊目滝見て泊まる 泊まったところは 部屋からでも那智の滝全景丸見えの那智観音信者宿泊所「常勝院」 夏にはテントのキャンプの予定が雨に降られてお世話になって 一泊飯付風呂付 一人100円也 またまた学生さんよと嬉しい特別扱い (3)明けて翌日プロペラ船にて瀞渓往復 ここでも学割運賃は本来無いけど遠い親戚のよしみの「遠路はるばる学生特別割引運賃」 獅子喰い岩など奇岩の奇景にみとれて バスにて新宮から「木の本駅」へ 紀勢西線終点木の本駅(現:尾鷲市駅) 駅から近いと、歩いて10分鬼ケ城 鬼が爪にて剥したか 奇形奇岩に子鬼の遊び岩場 ここから尾鷲駅へは鉄路がなくて 国鉄バスの紀南線 矢ノ川峠でバスもエンジン休憩 上って下って2時間40分 木の本駅から尾鷲駅へとバスのエンジンヘトヘト、お客もヘトヘトでたどり着く そこから紀勢東線にて伊勢神宮参宮入り口駅の相可口(おうかぐち)駅(現:多気駅)にたどりつき 参宮線に乗り換え宇治の山田駅 どこに泊まろとキョロキョロしてたら 客引きさんが寄ってきた 一泊二食が500円、一人分だよ~ 学割全線運賃よりは ちょと安い 運賃〆て865円也 卒業旅行のSL鈍行国鉄三等学割周遊切符 紀勢線(紀勢西線・紀南線・紀勢東線)にはトンネルが多い。然も清水トンネルや丹那トンネルに負けず劣らぬと思えるほどの長いものが多かった。 蒸気機関車がトンネルに入るたびに前方の車両の窓を閉める音を合図に、順に後方の車両へとガタピシ下げて大忙しで窓が閉められていく。 長いトンネルに入ると窓を閉めるとすかさずタオルをマスクに鼻の穴を塞いでおかねばならない。 一か所でも窓を閉めるのが遅れると、車両の中は蒸気機関車のエントツからムクムクと吐き出されてトンネルのなかを流れているいる黒い 蒸気機関車がトンネルから抜け出ると、待っていたように前方の車両から再びガタピシ上げて順に窓を開けていく。 トンネルの出入りの毎の車両の窓の開閉は、SLに乗り慣れている乗客の大切で重要な心得の一つであった懐かしい時代であった。 卒業旅行の SL鈍行国鉄三等学割周遊切符 運賃〆て865円也 昭和34年2月28日姫路駅発行 甲の1:姫路から大阪市内ゆき経由(陽,天,阪和,紀勢西,紀南,尾,徳和,関,名,東海) (4)明けて定番 お伊勢参りに二見が浦・夫婦岩やらと御木本真珠工房の見学 (5)名古屋に泊まってこれも定番 テレビ塔やら東山動物園 天気にめぐまれ ハプニングもなく 帰路はゆったりトンネルすくない東海道 注1。名古屋テレビ搭は、1954年6月20日に開業した地上135mの日本初の電波塔。 注2。東海道本線は神戸駅まで、神戸駅からは山陽本線 |