愈々庵気まぐれ日記

2012/12/10(月)10:27

ベランダの紅葉とオキザリス

紅葉(80)

ベランダの紅葉とオキザリス 今年の夏はあまりにも熱く、またいつまでも暑さが続いた。紅葉の名所は良かったと言う人もいるし良くなかったと言う人もいる。要するに所によってまちまちだったと言うことである。近くの公園は散々であった。また我マンションの下の桜並木などは余りの暑さに自衛手段として夏の終わりに殆んど落葉してしまい色付きもかんばしくない。ところが我が家のバルコニーの花壇に植わっている数本のサツキが今年は異常に赤いのである。 例年色付いては入るがこんなに赤くなるのは珍しい。 もっとも色付き具合は株によって微妙に異なっている。 この白花サツキは例年黄葉に留まる。 樹高30センチの低い株も結構紅葉している サツキの下には余りの暑さに出遅れて咲き損ねたホトトギスが咲いている。群生したがり葉っぱも惨めですぐに風で倒れてしまうので私は虐待するのだが毎年数本はしぶとく生き残る。今回よく見ると花の一輪一輪はイソギンチャクのように複雑でダイナミックな造形である。来年から虐待するのは止そうかなどと考えている。 今 花々しく咲いているのは秋咲きオキザリス。オキザリスと言っても我が家に咲くのはあのハート型の薄い葉を持つ普通のオキザリスではなく下の2種。オキザリス・ フラバ(黄花)とオキザリス・グラバスで何れもオキザリスには見えない。葉っぱだけ見ているとツミキリソウ(ポーテュラカ)みたいであるがれっき としたオキザリスらしく、昼間強い日差しの時間だけ咲いている。 昼間開き切った花びらよりも朝夕まだ半とじ状態の縞模様が美しい。 10年以上も前に神代植物園で買い求めた赤花のオキザリスグラブラ、最近園芸店でも良く見かけるようになった。大盤の丸鉢に植えこみ夏の間水もやらずにただ積み上げておいただけなのに秋口からビロードのように 鉢を満たしてバルコニーに点々と丸い緑を描く。今が花の盛りでこれも陽当りの良い日中だけの開花。朝夕閉じた黄・紅の花房が風にそよぐ姿が美しい。 これも園芸種には黄花、白花の変種が有るようである。

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