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カテゴリ:読書/歴史系
紀元54年、皇帝クラウディウスは妻アグリッピーナの野望の犠牲となり死亡。
養子ネロがわずか16歳で皇帝となる。 後に「国家の敵」と断罪される、ローマ帝国史上最も悪名高き皇帝の誕生だった。 若く利発なネロを、当初は庶民のみならず元老院さえも歓迎するが、失政を重ねたネロは自滅への道を歩む。 そしてアウグストゥスが創始した「ユリウス・クラウディウス朝」も終焉の時を迎える…。 <本書より> いよいよネロの登場です。 まあよくよく考えてみれば、この人も結局、可哀想な人ですね。。 一応、一所懸命、頑張った面もあるみたいなんですが。。。 印象としては、カリグラはお子ちゃまというカンジでしたが、ネロはお坊ちゃまというカンジかな。 ギリシアかぶれしすぎたのは、ローマ皇帝としてはちょっと失格だったですね。 個人として楽しむだけならよかったんですけどね。 それに、母親殺し、妻殺し、キリスト教徒迫害と、後世から見れば、非道なことをしてきたのもちょっと…。 結局いろいろあって、ネロは、「国家の敵」とみなされるようになり、自死に追い込まれます。 まだ30歳という若さでした。 後世、悪名高き皇帝の筆頭となってしまったネロは、 別に頭が悪い若者でもなかったし、決して暴君だとも思いませんが、 ただ性格や能力の面で、まだまだ未熟だったのかな??というカンジですかね。 やはり皇帝になるには、若過ぎたんでしょうねえ。。。 うん、やっぱりちょっとお気の毒… ローマ人の物語(20) ●●秋乃みかくの読んだ本リスト●● お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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