|
カテゴリ:読書/小説
捜査情報が漏れている!?
刑事が立場を利用して金を動かしている!? 警察内部の犯罪を追う監察官はあくまで陰の存在。 隠密行動を貫いて「密猟者」を狩り出してゆく。 尾行される刑事は意外にも無防備。 獣道に沿って仕掛けられた罠に気づきもしない。 プロとしての自負が邪魔するのだろうか。 監察チームの頭脳プレーを描く本邦初の警察インテリジェンス小説、ここに誕生。 (「BOOK」データベースより)
本庁警務部人事一課の監察メンバーが、堕ちてゆく警察官たちを追う連作短編集です。 「禁猟区」「免疫力」「秋霖」「見つめないで」の四編が収録されてます。 監察メンバーの中でメインだったのは、沼尻いくみという女性警察官なんですが、 この新人であまり監察官らしくない人物をメインに据えたことで、 横山秀夫作品のようなシャープさには到底及ばなかったなぁという印象。。 まあ等身大の女性の視線でというのが乃南作品のいいところなんでしょうけど、 ワタクシの好みとしては、横山作品のようなもっとハードな感じの方が好きかなぁ。。。 ただ、いくみの存在で雰囲気が穏やかになり、とても読みやすい作品にはなってたと思います。 その点、いくみはいい存在感でしたね(^_^) どの話も爽快な内容ではなかったですけど、 まあまあ面白く読めました お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[読書/小説] カテゴリの最新記事
|