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カテゴリ:読書/小説
久鬼玄造邸で傷を負った大鳳吼は、キマイラ化したまま、円空山で深い眠りに落ちていた。
八ヶ岳に移された久鬼同様、そのまま獣と化すか、人にもどれるかの、 ぎりぎりの段階までキマイラ化は進んでいる。 雲斎の要請で、道灌と九十九は高野山に登った。 吐月に会い、雪蓮の民の行方を知るためである。 ソーマでキマイラ化を抑える方法を知ろうとする、雲斎の必死の試みだった。
再読。 キマイラ吼シリーズ第10弾です。 大鳳を助けにきた巫炎が、玄造の屋敷に囚われてしまいました ![]() そこで明らかになったこと。 どうやら巫炎と玄造は、16年ぶりの再会らしいということ。 そして、10年前玄造に連れ去られた妻と子を追って台湾へ渡った巫炎は、 そこで妻と子の死を知らされ、狂ってキマイラになり、斑孟の両親を殺してしまったということ。 でも実際は、息子である久鬼と大鳳は生きていたのですから、 そこでいったい何があったのか? 興味津々ですねー。 それにしてもこの巻は、斑孟が切なかったですねぇ。。 ![]() 自分の両親を殺した巫炎を殺すことが斑孟の願いであったわけですが、 結局、巫炎を目の前にして殺せなかった…。 自分に巫炎は殺せないと悟った斑孟が、 台湾へ帰ることを決めた気持ちを考えると、ホロリとしてしまいます。。 一方、キマイラ化を止めるための方法も模索されています。 どうやら9番目のチャクラ、天のチャクラ(月のチャクラ、ソーマチャクラともいう)に鍵がありそう。 狂仏(ニョンパ)と呼ばれる僧、さらに高野山の吐月といった人達も物語に絡んできて、 どんどん話が広がっていますねー。 次の巻も楽しみ♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011.08.05 19:49:42
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